上 下
375 / 469

女装ー46

しおりを挟む
「そ、そんな事……わ、分かる訳ないじゃんかぁ……俺からしてみたら、どっちでも……いい」

 そう答えてしまったからなのか、純一の方は、

「司が決めてくれなかったのが悪いんだからね。 じゃ、私が決めて上げるよ」

 そこで一旦言葉と止めると純一は、

「じゃ、我慢して我慢してイかせて上げる……君はまだまだこういう事に関しても色々と経験する時期だと思うからね」

 純一はポケットに入っていた何かこう縛る物を出すと司のモノに巻き付けて行くのだ。 たまたま持っていたのか、それとも前からずっとポケットに入れておいていつか使おうと思ったのかっていうのは分からないのだが、純一のポケットから出て来た紐のような物というのは包帯だった。

「これは、今は文化祭の準備期間だろ? だから、何かあった時の為にたまたまポケットに入れておいた物なんだよ。 これなら、君にも負担が掛からないだろうし、いいだろ? ま、その他色々とさ、ポケットに忍ばせているのだけど、今日はそれを使ってもいいよね? この細いチューブを君のモノの先端部分に入れて、もう一つある包帯でチューブの途中を縛ってしまえば、更に君はイけなくなるんだけどな」

 そこにクスリとする純一。 今日の純一というのは、完全に何かのスイッチが入ってしまっているのであろう。 それに、この二人からしてみても今日でこう言う行為に関して二回目なのだから、多少は激しくしてもいいと思ったのかもしれない。

「心配しなくても大丈夫……。 私の弟である純二から教えてもらった事があるからね。 確かに、私と弟は今は仲悪いけど、昔は仲が良かったからそういう医療プレイ的な事は弟に教わって来たというのか、聞いた事があるからね。 だから、君の事を気持ち良くさせて上げられる自信はあるよ。 それに、もう私はそう言う事に関して経験を沢山して来ているからね」

 そう司に話す純一なのだが、司の方はどう答えていいかっていうのが分からない所だろう。

 そういう経験が無いのだから、純一が言ってる事というのはちんぷんかんぷんなのかもしれない。

 そんな司の表情を見て、純一の方は何か気付いたのか、

「あ、そっか……君からしてみたら、そういう知識があまりないから、分からないっていう所なのかな? なら、本当に私が進めてっていいんだね?」

 そう独り言のように確認すると、司のモノを再び握り直し、ポケットに入れておいたチューブを手にすると、司のモノの先端部分へとゆっくりと挿入していく。

「ちょっ! 純……ちゃ……それ、痛っ! いやぁあ……そ、それは……無理無理無理っ!」

 と急に首を横に振る司。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...