【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

女装ー42

「あのさぁ、こんな所で、言うのは、ちょっともったいない気がするんだけどー」

　司は顔を真っ赤に俯かせながら、司は純一の肩をギュッと握り締める。

「あのな、本当は俺……女の子が好きだったんだ。　だけど、この学校に来て、俺……多分、変わったんだよね。　吉岡君から、話とか色々聞いて、その間に純ちゃんが俺に色々と仕掛けて来て、そうされてるうちに、なんだか分からないけど、純ちゃんのことが気になり始めて、気付いたら……その……」

　司は言いにくそうに言葉を詰まらせるが、純一は先を急かさず、ゆっくりと司の次の言葉を待つ。

「純ちゃん……これが本当の恋っていうやつなんじゃないのかな？　純ちゃん見る度にドキドキして、四六時中……純ちゃんのこと考えていることがさ」

　司は今まで心に秘めていた想いを純一に言う。

　純一は軽く微笑むと、

「そうだよ。　君も私に恋をしているんだ。　君も私に本気の気持ちを伝えてくれてありがとう。　凄く私もの方も嬉しいよ」

　純一はそう言うと、司の体を正面から今まで以上に抱き締める。

「私だって、告白をするのは勇気がいることなんだ。　前に言ったかな？　私は男のことしか好きになれない。　女性に告白する以上に男性に告白をするのは大変なんだ。　私だって、パーフェクトの人間ではない。　君が本気で答えてくれるまでは確かに待つが、本気で好きになったら、君の全てを手に入れたいと思う。　だから、この前、君を抱いた時のことは早すぎたと思ったのだけど、ほら、まだ、君が凄く迷ってる時にね。　やっぱり、相手の人の気持ちも聞いてから、次のステップに移るべきだと思うよ」

　純一は顔を上げると、司に対し申し訳無さそうに頭を下げる。

　その姿を見て司は、