【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

女装ー39

　だが若い体というものとは怖いもんだ。　好きな人に体を触れられたということもあるが、今まで羞恥に晒されたことで胸の突起は立ちシャツで擦られると体がビクリと反応してしまう位、敏感になっていて司のモノは勃ち始めてきていたのだから。

「ちょ、俺、トイレに行って来るー！」

　そう今自分の状況を悟られないように笑顔で未来に言う司だったが、その司の言葉に反応したのは純一だ。

「じゃ、私もトイレに行こうかなぁ？」

　そう何か意味ありげに純一が言うと、司は教室から出ようとしていた足をピタリと止める。

「まぁ、後のみんなは今日の仕事が終わったんなら寮に帰るようにー、晩ご飯食べられなくなっちゃうからねぇ。　もう、こんな時間だし」

　純一がそう言い、黒板の上に掛けられている時計を生徒達が見上げると、時計の針は六時を指していた。

　夕方の食事の時間は七時からの一時間。　確かに純一の言う通りにこの時間を逃すと夕飯が食べられなくなってしまう。

「じゃあ、今日は終わりー！」

　そう未来が言うと、教室にいた生徒達は鞄を持ち一斉に教室を出て行く。

「神田君はトイレに行くんだろ？　一緒に行こうか？」

　純一は司にそう言うと、司の肩に腕を回し教室を出てトイレに向かうのだ。