【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

女装ー34

　今度は司が未来に追い掛けられる番になる。

「分かってないなぁ。　司君はさぁ」

　そう言いながら未来は司を追い詰めるのだ。

　司は後退りをし未来のことを見上げると、

「クラスの全員、みんなやったんだよー。　それに寸法というのは！？　直に計った方が正確に自分に合った物が出来るの！」

　未来は力説するかのように言う。

「それにさぁ、司君ー！　恥ずかしがることないじゃない？　ここは男子校で男しかいない訳だしー、僕達は一緒にお風呂に入ってる中だしねぇ」

　その恥ずかしがらずに言う未来に対し、司はその未来の言葉に頬を真っ赤に染める。

　クラス全員がいる中で、そんな発言は恥ずかしくって仕方がない司。　男子校だから、って言葉で一度は『ま、いいかぁ』とは思ったが、『お風呂に入っている仲』で司は一瞬にして顔を真っ赤にさせたのだ。

「なら、僕が脱がせちゃうよ。　それとも速水……」

　まで言った所で、司は未来が何を言おうとしているのが分かったのであろう。　司は未来の口を塞ぐ。

「分かった。　自分で脱ぐからさ」

　司はそう言うと、立ち止まり徐に服を脱ぎ始める。

　しかし司が服を脱いでいる間、クラス全員の視線が痛い位に司に降り注ぐのだ。

「ちょ、待った！　何で、みんな見てんだよー！　めっちゃ気になるじゃんかぁ」
「そういうお年頃ですからー、俺等ってぇ！」
「つーか、これじゃ、一人ストリップショーやんかぁ。　なら、みんなのも脱がしてやるわぁ」