【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

女装ー32

　司の鼓動が最高値で波打ち始めた頃。　純一の行動は更にエスカレートし純一は司の口内に舌を入れるのだ。　司はまだ経験不足ということもあってか純一のキスだけで、その場に膝からガクリと床に落ちそうになるが純一は司の体をギュッと掴み支える。

「ふぅ……ん……純ちゃ……はぁ……無理……」

　司は瞳に涙を溜め、純一に訴える。

　純一は司のその言葉に仕方無さそうに司の唇から離れていく。

「今度っから、ここに呼び出された場合、これ以上のことをここでさせられるってことを忘れないように……まぁ、君が自ら私を求めたい場合は授業中寝ても構わないけどね」

　そうクスリとする純一。

　一方、司の方はその純一の言葉に顔を真っ赤にさせ、

「じ、自分から求めるってことはないからっ！」

　司はそう言うと、ドアノブに手を掛け未来達がいる教室に向かう。

　司が教室に入ると、騒がしい位にみんなが騒いでいた。

　もう、さっきとは違い夕日が教室を照らしていないが暗くなりそうな中、寸法計りにまだまだ苦戦しているようだ。

「ちょっと！　寸法計らないと終わらないの！」

　そう言っている未来。

　確かに文化祭でのクラスの出し物を全員が全員承諾した訳ではない。　多数決で決まっていて、そりゃ、やりたくない人もいるだろう。　そこまで嫌がるとは思って無かったのだろう。

　司は走ってる未来を制服を引き、未来の足を止める。

「あんま無理させるなって、嫌っていう奴等もいるだろうしさ」
「あ！　司君。　でもさ……」
「嫌な奴等は何か他の仕事に回したらいいんじゃないの？　せっかく、クラスが団結出来るイベントなのに、このままだったら、団結するどこか、分裂してしまうしな」
「あ……」

　司の言葉に、言葉を失う未来。