【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

女装ー29

「その顔の様子だと、また、ビンゴ、したみたいだね」

　そう純一は一旦切ると、再びクスリとし、

「君が望むなら、私は構わないけどね」
「あー、違う！　違う！　絶対！　そういうのは望まないし！　もう、そういうのは……流石にな……いいかな？　って思うしな」

　そう司はボソボソと俯けながら答えるのだ。

「なら、そうしようかなぁ？　君が授業中に寝た場合、個人レッスンは基本、勉強だけど、それにプラスして、お仕置きが待っている。　しかも、恋人同士の特別なお仕置きがね。　それでどうかな？　そしたら、私的には神田君が授業中に寝るが寝まいが君の自由になるよ」
「わ、分かりましたよー」

　司は仕方なく承諾するのだ。

「そこまでしないと、君のことだから、授業中にまた寝るのは目に見えてるからね。　じゃ、今日の話はこれで、終わり！」

　そう言うと、純一は席を立つ。

「あー、はい！」

　司も純一の後に席を立つのだ。

　しかし司は疑問に思う。　確かに純一と司は学校では教師と生徒の関係ではあるが、純一は本当に学校ではあまり司に恋人同士として仕掛けては来ない。　ではいつ恋人同士として司を扱ってくれるのだろうか。　土日だけなのであろうか。　流石に毎日会えるとしても好きな人に恋人として扱ってくれないのは何となく寂しく感じるのかもしれない。