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女装ー25
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純一は呆れたような溜め息を吐くと、
「今日は昨日や一昨日のように遊びとは違うんだよ。 今は私と神田君は恋人同士ではなく、教師と生徒の関係だ。 だから、神田君もそこはキチンと分けて欲しいんだけどな」
そう純一に言われても、まだ大人になり切れていない司は直ぐに頭を上げられる訳がない。 それにプライベートと学校と上手く分けられるなんて直ぐに出来ることではないだろう。
司はしばらくの間、黙って俯いたままでいて、純一の方もただじっと司が頭を上げるのを待っているようだ。
シーンとした静かな部屋で壁に掛けられている時計が秒針の音を響かせていた。
やっと司の心は落ち着いたのだろうか、司は今まで俯けていた頭をゆっくり上げ瞳を純一の方に見据える。
純一はそれに気付いたのだろう。
「これでやっと、神田君と話が出来るね」
「……はい!」
司はそうしっかりと返事をすると、背筋をピンとさせ目の前にいる司より高い純一のことを見上げる。
「今日、私が君をここに呼んだのは、まず、君は授業中に寝てしまうことだ。 何で君は授業中に寝てしまうのかな?」
「今日は昨日や一昨日のように遊びとは違うんだよ。 今は私と神田君は恋人同士ではなく、教師と生徒の関係だ。 だから、神田君もそこはキチンと分けて欲しいんだけどな」
そう純一に言われても、まだ大人になり切れていない司は直ぐに頭を上げられる訳がない。 それにプライベートと学校と上手く分けられるなんて直ぐに出来ることではないだろう。
司はしばらくの間、黙って俯いたままでいて、純一の方もただじっと司が頭を上げるのを待っているようだ。
シーンとした静かな部屋で壁に掛けられている時計が秒針の音を響かせていた。
やっと司の心は落ち着いたのだろうか、司は今まで俯けていた頭をゆっくり上げ瞳を純一の方に見据える。
純一はそれに気付いたのだろう。
「これでやっと、神田君と話が出来るね」
「……はい!」
司はそうしっかりと返事をすると、背筋をピンとさせ目の前にいる司より高い純一のことを見上げる。
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