348 / 469
女装ー19
しおりを挟む
そこにいた生徒達が笑うと、純一も照れくさそうに笑う。
フッと司は思う。 この学校というか、このクラスは生徒と先生の仲がいいんだろう。 さっきまでの嫌な空気は何処にいったのだろうか。 今はさっきと違って今度は明るい雰囲気に変わっていたのだから。
それはきっと純一の雰囲気にあるのだろう。 純一は学校ではきちんとした教師として生徒達のことを見ている。 そして自然に生徒達の様子を見ながら、教育をしているように思える。
司も自然とみんなと一緒に笑い始めるのだ。
「本当、速水先生って可愛いとこあるんだねぇ」
「だよねぇ」
司の言葉に付いて来たのは未来だ。
「そ、そうかな?」
まだ純一は照れくさそうにしていた。
「あー! 吉岡君……そうだ! 君は今日から忙しくなるかもね。 文化祭用の布、もう、届いているから、今日から作り始めちゃっていいよ」
「もう、ですか!? とりあえず、みんなの寸法計らないとなぁ。 なら、放課後みんなに残ってもらいまーす。 後、被服室借りていいですか?」
男子校ながらも部活の為にこの学校には被服室があるようだ。
以前にある生徒が被服室が欲しいと声があったらしく、教室の半分位の部屋にミシン等が置いてある部屋だ。
「被服部の子達に聞いてみるよ。 で、文化祭までに吉岡君はどれ位作れそうなんだい?」
「早くて二日で一着ですかねぇ」
「なら、半分はこっちで買っておくよ。 簡単そうなのは吉岡君に任せるからね」
「はーい! 僕に任せて下さい!」
フッと司は思う。 この学校というか、このクラスは生徒と先生の仲がいいんだろう。 さっきまでの嫌な空気は何処にいったのだろうか。 今はさっきと違って今度は明るい雰囲気に変わっていたのだから。
それはきっと純一の雰囲気にあるのだろう。 純一は学校ではきちんとした教師として生徒達のことを見ている。 そして自然に生徒達の様子を見ながら、教育をしているように思える。
司も自然とみんなと一緒に笑い始めるのだ。
「本当、速水先生って可愛いとこあるんだねぇ」
「だよねぇ」
司の言葉に付いて来たのは未来だ。
「そ、そうかな?」
まだ純一は照れくさそうにしていた。
「あー! 吉岡君……そうだ! 君は今日から忙しくなるかもね。 文化祭用の布、もう、届いているから、今日から作り始めちゃっていいよ」
「もう、ですか!? とりあえず、みんなの寸法計らないとなぁ。 なら、放課後みんなに残ってもらいまーす。 後、被服室借りていいですか?」
男子校ながらも部活の為にこの学校には被服室があるようだ。
以前にある生徒が被服室が欲しいと声があったらしく、教室の半分位の部屋にミシン等が置いてある部屋だ。
「被服部の子達に聞いてみるよ。 で、文化祭までに吉岡君はどれ位作れそうなんだい?」
「早くて二日で一着ですかねぇ」
「なら、半分はこっちで買っておくよ。 簡単そうなのは吉岡君に任せるからね」
「はーい! 僕に任せて下さい!」
0
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる