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女装ー17
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「なんだよ? やっぱ、ちゃんとしなきゃいけないって、思ったんだよなぁ」
「勉強はちゃんとしないとダメだよー」
「ま、お前に言われたくないけどな」
「へ? 司君は何言ってんのかな?」
未来はそう笑顔で言うと、
「言うとくけど、僕は授業中真面目だしー、司君とは違ってノートに写してるしー、テストだって、僕は学年一なんだよー」
「はぁ!?」
司は未来の意外なとこを聞いて、目を丸くしてまで驚くのだ。
「司君は知らないんだよねぇ。 僕的には全然有名高校とかのレベルの頭はあるのー、だけど、男子校で寮がある所に入りたかったからさぁ、ここにしただけなんだけど」
未来はそう言いながら、おぼんを手にするのだ。
「そうだったの? 人は見た目によらないって言うけどー、まぁ、まぁー、吉岡君の場合、そのまんまっていう感じなのかな?」
と司はゲラゲラと笑ってしまっていた。
「じゃあ、司君も見た目まんまだねぇ」
「そりゃ、そうだわぁ。 ってどういう意味!?」
ノリツッコミをする司。
「まんまなんだけどー」
未来はそう言いながら、おかずをおぼんに乗せると、テーブルへと向かう。 司もその後を着いてテーブルに座るのだ。
「あ、僕の成績を疑うんなら、速水先生に聞いてみるといいよ」
丁度、司がテーブルに着いた頃、純一もまた司達と同じテーブルに着いていた。 そして純一はわざとなのか司の前に腰を下ろす。
その純一の姿に顔を上げられない司。 授業中あんなことを言われ司は純一に怒られたのだから、朝の時とは違い純一の顔をまともに見られる訳もないという事だろう。
「勉強はちゃんとしないとダメだよー」
「ま、お前に言われたくないけどな」
「へ? 司君は何言ってんのかな?」
未来はそう笑顔で言うと、
「言うとくけど、僕は授業中真面目だしー、司君とは違ってノートに写してるしー、テストだって、僕は学年一なんだよー」
「はぁ!?」
司は未来の意外なとこを聞いて、目を丸くしてまで驚くのだ。
「司君は知らないんだよねぇ。 僕的には全然有名高校とかのレベルの頭はあるのー、だけど、男子校で寮がある所に入りたかったからさぁ、ここにしただけなんだけど」
未来はそう言いながら、おぼんを手にするのだ。
「そうだったの? 人は見た目によらないって言うけどー、まぁ、まぁー、吉岡君の場合、そのまんまっていう感じなのかな?」
と司はゲラゲラと笑ってしまっていた。
「じゃあ、司君も見た目まんまだねぇ」
「そりゃ、そうだわぁ。 ってどういう意味!?」
ノリツッコミをする司。
「まんまなんだけどー」
未来はそう言いながら、おかずをおぼんに乗せると、テーブルへと向かう。 司もその後を着いてテーブルに座るのだ。
「あ、僕の成績を疑うんなら、速水先生に聞いてみるといいよ」
丁度、司がテーブルに着いた頃、純一もまた司達と同じテーブルに着いていた。 そして純一はわざとなのか司の前に腰を下ろす。
その純一の姿に顔を上げられない司。 授業中あんなことを言われ司は純一に怒られたのだから、朝の時とは違い純一の顔をまともに見られる訳もないという事だろう。
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