338 / 469
女装ー9
しおりを挟む
新斗達の言う通り二人は肩を並べて歩き顔を向き合わせて言い合っていたが、何だか楽しそうに言い合っているようで安心してしまう。
教室に戻ると、まだ少しチャイムが鳴る時間が早い為か騒がしかった。
未来と司は自分の席に着く。
「な、俺が一番前な理由、お前知ってるか?」
さっきの言い合いはどこにやら何か変わったことがあると、先程の言い合いのことなんか忘れて次の話に変える二人。
「あー、その理由、僕、知ってるー! 前に司君が来る前に速水先生に教えて貰ったもーん」
「なら、教えてよ」
「ん? 聞きたい?」
「聞きたいから、聞いてるんじゃないかぁ!」
「なら、一回、耳フゥやらせてー」
「はぁ!? 何で、お前にやらせて上げなきゃ、いけないの?」
教室に戻って来て話題が変わってもまた隣り同士の席で言い合いを始める二人。
「司の耳に僕もフゥしてみたいからー!」
「そのまんまじゃんかぁ」
「じゃ、気にならないの? 司君がこの席な訳?」
「んー……まぁ、暖かくて昼寝には最適な場所やから、いいんだけどね」
「ふーん、そうなんだぁ、なら、言わなーい。 そこで昼寝したら、また、速水先生に耳フゥやられるからねぇ。 それに授業中寝てると成績に響くんだから」
「そんなの気にしないしー」
この二人の言い合いはいつまで続くのだろうか。 まぁ、そこは本人達が楽しいなら構わないだろう。
教室に戻ると、まだ少しチャイムが鳴る時間が早い為か騒がしかった。
未来と司は自分の席に着く。
「な、俺が一番前な理由、お前知ってるか?」
さっきの言い合いはどこにやら何か変わったことがあると、先程の言い合いのことなんか忘れて次の話に変える二人。
「あー、その理由、僕、知ってるー! 前に司君が来る前に速水先生に教えて貰ったもーん」
「なら、教えてよ」
「ん? 聞きたい?」
「聞きたいから、聞いてるんじゃないかぁ!」
「なら、一回、耳フゥやらせてー」
「はぁ!? 何で、お前にやらせて上げなきゃ、いけないの?」
教室に戻って来て話題が変わってもまた隣り同士の席で言い合いを始める二人。
「司の耳に僕もフゥしてみたいからー!」
「そのまんまじゃんかぁ」
「じゃ、気にならないの? 司君がこの席な訳?」
「んー……まぁ、暖かくて昼寝には最適な場所やから、いいんだけどね」
「ふーん、そうなんだぁ、なら、言わなーい。 そこで昼寝したら、また、速水先生に耳フゥやられるからねぇ。 それに授業中寝てると成績に響くんだから」
「そんなの気にしないしー」
この二人の言い合いはいつまで続くのだろうか。 まぁ、そこは本人達が楽しいなら構わないだろう。
0
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる