327 / 469
思い出ー81
しおりを挟む
「ちょ、タンマぁー! それだけはマジ無理だからぁー!」」
「ま、司君もそのうち、玩具を使うことになるだろうけどねぇ」
「絶対に俺は使わねぇぞー!」
「使うようになるって! だって、速水先生夜はここに来れないだろうしー、昼間は学校で忙しそうだしー、平日は司君に相手してくれる暇ないんじゃないの? だから、速水先生のが恋しくなって、自分を慰める為に絶対に使うようになつんだって!」
「あー! マジで、ぜってぇー、使わないって!」
二人はそこで小学生のようなくだらない喧嘩を始めてしまう。
「なら、何か賭ける?」
「何を賭ける?」
「そうだねぇ?」
未来は司の上に乗ったまま考えると、
「速水先生と別れるとかは?」
「はい?」
あまりにも突拍子もない言葉に司の声は裏返ってしまったようだ。
「そん位賭けておかないとでしょー! だってさ、そういうのって、それ位のレベルなんだからねぇ」
「それは、絶対にダメだってぇー」
「じゃ、自信ないの?」
「そういうことじゃなくてさぁ、ほら、やっぱさ、好きな人を賭けの対象にしちゃ、ダメだって意味なんだってぇ」
司は頬を掻きながらも顔を赤くし、変に甘えたような声で未来に向かい言うのだ。
「なーんだ司君ってさ、本気で速水先生のこと好きなんじゃん」
そこまで直球で言われると、まだ、そういうことに慣れてない司は更に顔を赤くする。
「そうなんでしょー」
と逆にその言葉で司は未来に問い詰められてしまったようだ。
司は近くにあった布団を掴むと、顔をそれで隠し、
「ああ、そうだけどさ……」
そう観念したかのように言うのだ。
「やっぱり、そうなんじゃん!」
と未来は笑顔で司に向かって言い満足したのか、司の上から降りるのだ。
「司君さぁ、一緒にお風呂入ろうかぁ?」
「もう、勘弁してってぇー」
「大丈夫! もうさ、司君のことイジメないからー」
「ま、司君もそのうち、玩具を使うことになるだろうけどねぇ」
「絶対に俺は使わねぇぞー!」
「使うようになるって! だって、速水先生夜はここに来れないだろうしー、昼間は学校で忙しそうだしー、平日は司君に相手してくれる暇ないんじゃないの? だから、速水先生のが恋しくなって、自分を慰める為に絶対に使うようになつんだって!」
「あー! マジで、ぜってぇー、使わないって!」
二人はそこで小学生のようなくだらない喧嘩を始めてしまう。
「なら、何か賭ける?」
「何を賭ける?」
「そうだねぇ?」
未来は司の上に乗ったまま考えると、
「速水先生と別れるとかは?」
「はい?」
あまりにも突拍子もない言葉に司の声は裏返ってしまったようだ。
「そん位賭けておかないとでしょー! だってさ、そういうのって、それ位のレベルなんだからねぇ」
「それは、絶対にダメだってぇー」
「じゃ、自信ないの?」
「そういうことじゃなくてさぁ、ほら、やっぱさ、好きな人を賭けの対象にしちゃ、ダメだって意味なんだってぇ」
司は頬を掻きながらも顔を赤くし、変に甘えたような声で未来に向かい言うのだ。
「なーんだ司君ってさ、本気で速水先生のこと好きなんじゃん」
そこまで直球で言われると、まだ、そういうことに慣れてない司は更に顔を赤くする。
「そうなんでしょー」
と逆にその言葉で司は未来に問い詰められてしまったようだ。
司は近くにあった布団を掴むと、顔をそれで隠し、
「ああ、そうだけどさ……」
そう観念したかのように言うのだ。
「やっぱり、そうなんじゃん!」
と未来は笑顔で司に向かって言い満足したのか、司の上から降りるのだ。
「司君さぁ、一緒にお風呂入ろうかぁ?」
「もう、勘弁してってぇー」
「大丈夫! もうさ、司君のことイジメないからー」
0
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる