【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

思い出ー63

　そして龍は自分の部屋に入ると、机の電気を点け結城から渡された紙を開く。

　B5の便箋に丁寧な達筆な字で書かれている結城から龍への手紙。

　龍はその手紙を読み始める。

『龍様へ
　学校では未来おぼっちゃまのお世話誠にありがとうございます。
　未来おぼっちゃまがいない間、私のお仕事は土日のみと毎日の未来おぼっちゃまのお部屋のお掃除のみとなっております。　今は前のように忙しさは私にはありませんが、それが寂しく思う今日この頃。
　未来おぼっちゃまと喧嘩をしながら一緒に居た時代がお懐かしく感じます。　ですが、未来おぼっちゃまが高校生に入られてからは龍様と楽しく過ごされてるようで、私も嬉しく感じます。
　龍様と未来おぼっちゃまが一緒になられてからは未来おぼっちゃまに笑顔が多くなったように思えます。　どうやら私には未来おぼっちゃまのお世話役には合わないと思いました。
　ですので、これからは龍様が未来おぼっちゃまのお世話をお願い申し上げる為にペンを取った次第です。』