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思い出ー17
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龍はそう言うと、手にしていたミネラルウォーターをベッドサイドにあるテーブルの上へと置き、目の前に立っている未来の腰へと腕を回し未来のことを抱き締める。
「そう後はお前……ってさ、あまり人に謝るってことを知らないだろ? ついでに言えば、感謝の言葉も……」
そう言い龍は未来の顔を見上げると、未来は困った顔をし天井を見上げていた。
どうやら龍が言っていることは正解のようだ。 正解じゃなければ『それはない』と即答出来る筈なのだから。
「考えるってことは今までしたことがあまり無いってことだろ?」
そこで龍は一旦言葉を切ると、
「『ありがとう』や『ごめんなさい』って人と付き合っていく中で一番大切な言葉だと思う。 じゃ、未来……『ありがとう』って言われて嫌な気持ちにはならないじゃないのか?」
その龍の言葉にゆっくりと頷く未来。
「じゃ、『ありがとう』って言う時はどんな時に言うか分かってるか?」
その質問に対し、未来はまた上を向き考えてしまっているようだ。
普通なら即答出来る所だろう。 だがやはり、未来には即答する事が出来なかったようだ。
「例えば、今日、俺達を送り迎えをしてくれている、お前のとこの執事さん。 お前は文句ばかり言っていたが、あの人はお前の為に色々してくれてるんじゃないのか? 俺達のデートの為に朝早くから学校まで来てくれて、それで洋服屋に連れてってくれて、そして、今は下で何もせず俺達のことを待ってくれている。 それって、文句を言うのではなく、自分達の為にやってくれているのだから、心から
『ありがとう』って言うんじゃないのか?」
そこまで龍は未来に言うと、後は未来の返答を待つ。
「そう後はお前……ってさ、あまり人に謝るってことを知らないだろ? ついでに言えば、感謝の言葉も……」
そう言い龍は未来の顔を見上げると、未来は困った顔をし天井を見上げていた。
どうやら龍が言っていることは正解のようだ。 正解じゃなければ『それはない』と即答出来る筈なのだから。
「考えるってことは今までしたことがあまり無いってことだろ?」
そこで龍は一旦言葉を切ると、
「『ありがとう』や『ごめんなさい』って人と付き合っていく中で一番大切な言葉だと思う。 じゃ、未来……『ありがとう』って言われて嫌な気持ちにはならないじゃないのか?」
その龍の言葉にゆっくりと頷く未来。
「じゃ、『ありがとう』って言う時はどんな時に言うか分かってるか?」
その質問に対し、未来はまた上を向き考えてしまっているようだ。
普通なら即答出来る所だろう。 だがやはり、未来には即答する事が出来なかったようだ。
「例えば、今日、俺達を送り迎えをしてくれている、お前のとこの執事さん。 お前は文句ばかり言っていたが、あの人はお前の為に色々してくれてるんじゃないのか? 俺達のデートの為に朝早くから学校まで来てくれて、それで洋服屋に連れてってくれて、そして、今は下で何もせず俺達のことを待ってくれている。 それって、文句を言うのではなく、自分達の為にやってくれているのだから、心から
『ありがとう』って言うんじゃないのか?」
そこまで龍は未来に言うと、後は未来の返答を待つ。
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