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純一にしてみたら誉め言葉なのであろうが、そんな言葉さえ今の司は耳を塞ぎたくなる。
「司……暫くそのままでいるんだよ」
そう純一は司に言い残すと、ベッドから離れて行くのが司には分かった。
ベッドが軋む音がし、今まで純一の体重でヘコんでいたベッドが元の状態に戻ったからだ。
純一はいったい何をしに何処に行ったのだろうか。 まだまだ好奇心の固まりでいっぱいの司は純一が何をしに行ったのかというのを見てみたい衝動にかられたが、やはり見るのは怖いというのもある。
瞳を閉じている司の耳にはチャックを開ける音が聞こえ、その後に何かをテーブルの上に置く音が聞こえて来る。 それは一つや二つではなかった。
純一は果たして何をしに行ったのかが司には気になって仕方がない。
司は好奇心の方が勝ったのか、瞳を開けると純一が居る方へと瞳を向ける。
純一が何か物を置いたであろうテーブルには司が見た事が無いような物が置いてあって、寧ろ司は首を傾げるのだ。
瓶に入った薄ピンク色の液体にピンク色の丸い物に、手錠らしき物も見える。
純一は持って来た鞄の中から出したい物を出し終えたのか、テーブルの上に出した物を手に持ち再び司がいるベッドへと戻って来るのだ。
一方、司は今までチラリと純一の方を見ていた瞳を慌てて閉じるのだった。 特に悪いことをしていないのにとっさに瞳を閉じてしまったのは、多分見てはいけない物を見てしまい、それを純一に見られるのはヤバいと思ったからであろう。
「司……暫くそのままでいるんだよ」
そう純一は司に言い残すと、ベッドから離れて行くのが司には分かった。
ベッドが軋む音がし、今まで純一の体重でヘコんでいたベッドが元の状態に戻ったからだ。
純一はいったい何をしに何処に行ったのだろうか。 まだまだ好奇心の固まりでいっぱいの司は純一が何をしに行ったのかというのを見てみたい衝動にかられたが、やはり見るのは怖いというのもある。
瞳を閉じている司の耳にはチャックを開ける音が聞こえ、その後に何かをテーブルの上に置く音が聞こえて来る。 それは一つや二つではなかった。
純一は果たして何をしに行ったのかが司には気になって仕方がない。
司は好奇心の方が勝ったのか、瞳を開けると純一が居る方へと瞳を向ける。
純一が何か物を置いたであろうテーブルには司が見た事が無いような物が置いてあって、寧ろ司は首を傾げるのだ。
瓶に入った薄ピンク色の液体にピンク色の丸い物に、手錠らしき物も見える。
純一は持って来た鞄の中から出したい物を出し終えたのか、テーブルの上に出した物を手に持ち再び司がいるベッドへと戻って来るのだ。
一方、司は今までチラリと純一の方を見ていた瞳を慌てて閉じるのだった。 特に悪いことをしていないのにとっさに瞳を閉じてしまったのは、多分見てはいけない物を見てしまい、それを純一に見られるのはヤバいと思ったからであろう。
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