【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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「何って……何かな？」
「な、なんだろ？　く、くすぐったい……ぁ……ってより……？」

　司は一旦言葉を詰まらせる。

「くすぐったいってより？　どんな感じなのかな？」

　純一は司が言おうとしている言葉は何となく分かっているのだが、純一は司に言わそうとしているようだ。

「なんだろ？」

　純一は更に意地悪の為か、右手の人差し指で優しく司の体を撫で始める。

　その純一の意地悪な行動に対し、司の体に何かゾクゾクとするものが這い上がって来ているのかもしれない。

「やぁ……ちょ……純ちゃん……純ちゃん……止め……って……っ！」
「私は何もしていないのだけど……ただ君の肌に触れただけだよ。　それだけのことに反応しているのは君なんだけどな」

　司は一息吐くと、

「な、なぁー、こんなことがずっと続くの？」
「あ、ああ、そうだよ。　司は気持ち悪いかい？」

　純一は本当に意地悪だ。　そんな風に聞かれたら答えは一つしかない。

　司はその純一の言葉に対し気持ち悪い訳がないことをアピールする為に右腕を目の上に乗せ、首を横に振る。

「なら、いいんじゃないのかな？」

　今日、司はこういった行為というのは初めてということを考慮して純一は司を嫌な気分にさせない為にゆっくりとゆっくりとその行為を進めて行く。

　やはり好きな人なのだから体も心も傷付けたくもない愛しの恋人なのだから、嫌われたくもない。　それに好きな人だからこそ愛情がある行為をしたいと純一は思うのだ。