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「じゃ、俺もだな」
「じゃ、また一緒に入ろうかっ! よし! 終わり!」

 その言葉と同時に純一は腕立てをも終わらせる。

 そして背筋まで終わらせると、再び二人はお風呂場へと向かうのだ。

 今度は溜めずに汗を流す為だけにシャワーを浴びる。

 やはり、そろそろ純一にも限界が来たのであろうか。 今まで平静を装ってきたが、もう我慢が出来ないようだ。

 シャワーからお湯を出すと、まず純一は司へとお湯を掛ける。

 こういうとこのホテルとは普通の家に比べてお湯の勢いがある。

 純一はわざと司の胸目掛けてお湯を掛けるのだ。

「ちょ、純ちゃん……そ、そこは……」

「ん? どうしたのかな? 私はただ君にお湯を掛けて上げてるだけなんだけど? もしかして、お湯を掛けられてるだけで君は感じちゃってるって事?」
「ち、違うって…」

 そうは言うものの司は顔を赤くしてしまっていた。 もう完全に顔に出てしまったのなら恥ずかしいって言っているようなもんだ。

 そんな司の様子を見て、純一は口端を上げると、

「やっぱり、私が思った通り、君にはそういう素質があるみたいだね。 たったこれだけで、感じたみたいだしね。 いくら君が否定しても、君は顔に出やすい性格。 だから、君の顔に出てしまっているみたいだよ。 感じってるってね」

 本当に純一の性格とはストレートに言うタイプなのかもしれない。 そう司にそう言うと楽しそうな顔をし司の腕を掴むのだ。

「大丈夫。 痛いようにはしないからさ。 だから、君の体を私に任せてくれないかな?」

 純一は一旦、シャワーのノズルを壁に引っ掛けると、司の体を後ろから抱きしめる。

「……それはさっきっから、いいって言うてるじゃんかぁ」

 司は溜め息を一つ吐くと、
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