【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

綺羅 メキ

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 うつ伏せになりながらもチラリと視線を純一の方へと移す。

 だが純一は今日は何もする気がないのか、完全にテレビを見ながら寛いでいた。

 暫くすると純一もベッドの上に向かう。

「さて、腹筋始めようかな?」
「んじゃ、俺も!」

 そう司は大きな声を上げると起き上がり仰向けになる。

「とりあえず、二十回位がいいと思うよ。 膝曲げて足押さえといて上げるからやってみな」
「ああ、はい!」

 司は再び大きな返事をすると腹筋を始める。 ゆっくり始めて軽く二十回をやり遂げる司。

「まだまだ、余裕あるからねぇ」
「いいや、最初はそん位がいいんだよ。 次は私がやるから、司は私の足を押さえといてくれないかな?」
「オッケー」

 司はそう言うと純一の足を押さえる。

 純一はいつもやっているからであろうか。 軽々と百回をやり遂げるのだ。

「じゃ、次は腕立て!」
「だね」

 司はそう答えると今度はうつ伏せになって腕立てを始める。 始めのうちは順調にいっていたが流石に腕が疲れて来たようで、

「ダメだぁ! 腕立ては無理だわぁ。 もう、限界……」

 と二十回もやらないうちにダウンしてしまう。

「だから、言ったじゃないかぁ。 まぁ、始めのうちは無理しないで続けるのがベストだよね」

 純一はそう言うと、うつ伏せになって純一も腕立てを始める。 やはり、やり慣れているからであろうか純一は余裕で数を数えながら腕立てをもこなしていっているのだから。

「だけど、失敗したなぁ。 こんな運動をしたら汗を掻いてしまうしね。 後でまたシャワー浴びなきゃならないのかもね」

 少し息は上がっているようだが話を出来るということは、まだ余力を残しているのであろう。
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