【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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　そして先程ジェットコースターから見えた湖。　昼間は明るい太陽の光りで湖面をキラキラとさせて綺麗に見えたが今は同じキラキラでも湖面はオレンジ色に輝いていた。

　純一達が乗るゴンドラが上に上がる頃には太陽は沈み湖面は輝かなくなったが変わりに空がオレンジ色から暗い色までのグラデーションを作っている。　その中で一番星が空には輝き司はゴンドラの中ではしゃぎ始める司。

「なぁー、一番星！　確か、一番星って願い事叶えてくれるんじゃなかったっけ？」
「それは流れ星の方じゃなかったのかな？」
「そうだったけかなぁ？」

　純一にそう言われて頭を傾げる司。

「じゃ、もし、一番星に願いをするとしたら、司は何をお願いするの？」
「そうだねぇ？」

　司は悩んだような顔をした後に純一にそんなことを聞かれて今度は一瞬にして顔を赤くさせるのだ。

　その姿を見た純一は再びクスリとさせ、

「ホント、君は分かり易いね」

　純一はそう言うと司の手首を取り自分の方へと引き寄せ純一の膝の上へと司を座らせる。

「今の司の願い事は多分、私と一緒だろうね」

　純一はそう言うと司の前髪を掻き揚げ、まずは額へとキスを送る。

「私は君のことが本気で好きだから離さない。　それが私の願い事かな？」

　そんなことをストレートに言われ司は胸を高鳴らせる。

　やはり司も本気で純一のことが好きなのであろう。　好きではなかったら純一にあんなことを言われて胸が高鳴ることはないのだから。

「俺も純ちゃんと一緒の願い事かな……？」

　そう言うと司は猫が甘えるかのように純一の肩へと腕を回すのだ。

「司……？」

　司の行動に流石の純一も驚きを隠せないようだ。

　純一は目を丸くして司を見つめるが、やはり純一の性格なのであろうか、そんな表情を見せたくはなかったのか司に押され気味なとこが嫌だったのか純一も負けじと司の体を抱き締める。