173 / 469
ー97
しおりを挟む
その気配に気付いた司は何故か走り出してしまうが、やはり足の長さが違うというのか司は直ぐに純一に追いつかれてしまうのだ。
そして久しぶりに思いっ切り走ったせいか、司はその場で両手を両膝に付き息を切らすのだ。
「そんことで息を切らしていたら、弓道部のレギュラーはまだまだかな?」
そう言う純一の方は司よりも全速力で走って来たのにも関わらず、息を切らしていなかった。
「しょうがないじゃんか……久しぶりに走ったんだからさ」
「ま、これから鍛えたらいいと思うよ」
そう言いながら純一は司の体を抱き締めることはせず司の頭をポンポンと撫でる。
まだまだ司は子供と判断した純一は大人の恋愛ではなく司に合わせた恋愛にすることにした。
「ちょ、も、子供扱いするなよなー」
純一に頭を撫でられ司は気に入らなかったのだろうか顔を真っ赤にし、司の頭の上にある純一の手を払いのけようとしていた。
「まだまだ、君は子供でしょー。 私からしても年齢からしてもね」
その純一の言葉に言い返せなくなったのか顔を真っ赤にさせながら悔しそうな顔をし、純一のことを見上げる司。
純一はその司の顔に対し更にクスクスと笑い始める。
「ホント、君は可愛いねー。 それにクルクルと表情も変わるしね。 やっぱ、私はそんな君に惚れたのかな……?」
そんなことを言うと限界という位に司は顔を赤くし純一から抜けると何故か再び走り出してしまう司。
そして久しぶりに思いっ切り走ったせいか、司はその場で両手を両膝に付き息を切らすのだ。
「そんことで息を切らしていたら、弓道部のレギュラーはまだまだかな?」
そう言う純一の方は司よりも全速力で走って来たのにも関わらず、息を切らしていなかった。
「しょうがないじゃんか……久しぶりに走ったんだからさ」
「ま、これから鍛えたらいいと思うよ」
そう言いながら純一は司の体を抱き締めることはせず司の頭をポンポンと撫でる。
まだまだ司は子供と判断した純一は大人の恋愛ではなく司に合わせた恋愛にすることにした。
「ちょ、も、子供扱いするなよなー」
純一に頭を撫でられ司は気に入らなかったのだろうか顔を真っ赤にし、司の頭の上にある純一の手を払いのけようとしていた。
「まだまだ、君は子供でしょー。 私からしても年齢からしてもね」
その純一の言葉に言い返せなくなったのか顔を真っ赤にさせながら悔しそうな顔をし、純一のことを見上げる司。
純一はその司の顔に対し更にクスクスと笑い始める。
「ホント、君は可愛いねー。 それにクルクルと表情も変わるしね。 やっぱ、私はそんな君に惚れたのかな……?」
そんなことを言うと限界という位に司は顔を赤くし純一から抜けると何故か再び走り出してしまう司。
0
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる