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「ちょい、待って! 今、二番目に言ってたやつが俺に当てはまるのか?」
『……ってか自分より下の人って、どういう意味!?』と司は突っ込みを入れたかったのだが、どうしても未来にはまだ、そこまで突っ込むことは出来なかったようだ。
「そだねぇ、司君は二番目のやつにはまるねぇ」
「……って自分より下ってどういう事!?」
そう小声で突っ込む司。
「えー! 司君って僕より色々と下じゃなーい?」
「だからさぁ、何処がって聞いてるんだけどなぁ!」
「本当に司君って……鈍感だよねぇ」
「……はぁ!? 俺って鈍感なのか?」
その司の言葉に未来はため息を漏らす。
「気付いてないのなら、司君が鈍感な訳教えて上げるよー」
未来は司の顔まで顔を近付けて言うのだ。
「……へ? あ、ああ……おう……なら、教えてよ」
あまりにも未来に顔を近付けられて、流石の司も言葉を詰まらせながら目を宙へと浮かばせる。
「ホント、司君って可愛いとこあるねぇ。 だから、速水先生が目をつける訳だわぁ」
未来は一人納得すると、
「絶対に襲って来ないことー! 正確には僕にも襲って来れないよね?」
「それだけか?」
たった一つだけの条件みたいなのに司は意外そうな顔をする。
「そだよー。 まぁ、後は僕が生理的に受け付けない人はダメだけどねぇ」
「あ、なんだー、そういうことー!」
そう未来の方は言うのだが、司からしてみたら答えになってないようにも思える。
『……ってか自分より下の人って、どういう意味!?』と司は突っ込みを入れたかったのだが、どうしても未来にはまだ、そこまで突っ込むことは出来なかったようだ。
「そだねぇ、司君は二番目のやつにはまるねぇ」
「……って自分より下ってどういう事!?」
そう小声で突っ込む司。
「えー! 司君って僕より色々と下じゃなーい?」
「だからさぁ、何処がって聞いてるんだけどなぁ!」
「本当に司君って……鈍感だよねぇ」
「……はぁ!? 俺って鈍感なのか?」
その司の言葉に未来はため息を漏らす。
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未来は司の顔まで顔を近付けて言うのだ。
「……へ? あ、ああ……おう……なら、教えてよ」
あまりにも未来に顔を近付けられて、流石の司も言葉を詰まらせながら目を宙へと浮かばせる。
「ホント、司君って可愛いとこあるねぇ。 だから、速水先生が目をつける訳だわぁ」
未来は一人納得すると、
「絶対に襲って来ないことー! 正確には僕にも襲って来れないよね?」
「それだけか?」
たった一つだけの条件みたいなのに司は意外そうな顔をする。
「そだよー。 まぁ、後は僕が生理的に受け付けない人はダメだけどねぇ」
「あ、なんだー、そういうことー!」
そう未来の方は言うのだが、司からしてみたら答えになってないようにも思える。
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