【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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　胸の高鳴りも止むことを知らず未だに高鳴り続けているようだ。

「とりあえず、今日はゆっくり休みなさい。　明日の朝九時に学校の校門前で待ってるから……。　一緒に何処かに行って、まずはお互いのことを知ることから始めた方がいいんじゃないかな？」

　純一はそう言うと司の体をポンポンと撫で、司の部屋から司の答えを聞かずに出て行くのだ。

　純一が出て行った後、再び静かになる部屋。

　司は起き上がり、ベッドの上に座るとため息を吐く。

「明日はいきなりデートってこと！？　え？　マジ？　ちょっと早いんじゃないのかなー？　いやいやー、これが当たり前なのかなー？」

　司は今までぐっすり寝ていただけあるのかもしれない。　完全に頭は冴え眠くなくなってしまったようだ。

「あー！　俺の鞄！　取りに行った方がいいのかな？　それとも吉岡君が持って来てくれるのかな？」

　司がそう思っていると、机の上に司の鞄は置いてあった。

「あ、鞄……優しいんだよなー。　たまに変態な行動する時あるけどな」

　そう司は頭を抱えていると、今日は珍しく早くに未来が帰って来た。

　いつもなら夕食が終わる十九時まで帰って来たことがなかったのだけど。

「おかえり！　今日はいやに早かったんだね」
「司くーん！」

　未来は何故か半泣きをしながら、司のベッドの上へと上がって来るのだ。