【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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「俺さ……まだ、恋とかっていうのは分からないんだけど……先生に声とか……掛けられたり、触れられただけで、胸がドキドキしてたんだ。　それって、俺も先生のこと好きだって事になるのかな？　本当にそういう事に関して俺分からなくてスイマセン。　本当に、胸締め付けられて、胸苦しくて、ホントどうしたらいいかっていうのが今まで分からなかったんですけど」

　その司の言葉に純一は微笑むと司の頭を撫でてこう言う。

「君も私のことが好きみたいで良かったよ」

　司はその純一の言葉に首を傾げながら、純一の顔を見上げるのだ。

「本当の恋をしたことがない君にはまだ、分からなかったことかもしれないけど。　君は私に触れられたりしたら、ドキドキと胸が高鳴ったりするのだろ？　しかも私以外の他の人にはそんなこと、あったことがないということだろ？」

　司は純一の問いに対し、コクリと頭を頷かせる。

「吉岡君ではなくて、私ではあるということは君は私に恋をしているということだよ」
「そ、それは俺が速水先生のことが好きだっていう事になるんですか？」
「ああ、そういうことになるよね。　私は君のことを転入してくる時から見ていたんだ。　で、みんなに協力してもらって、君を恋人にしたいと思っていたからね。　両想いになれて私的には嬉しいよ」

　司は今まで自分も苦しくて仕方なかったが、今、純一は今まで以上の笑顔で司のことを見ていて、司もそんな笑顔の純一にホッとしたようだ。

　恋をするって、こんなにも苦しいもんなんだと知った瞬間だった

　司はフッと頭を過ぎった疑問に思ったことを純一に聞いてみる。

「なぁー、先生、俺達って男同士でのカップルにるんでしょう？　どうしたらいいんだか俺には分からないのだけどさ、なんていうの？　ほら、デートとかさ」