【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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　その声を聞いて未来はホッと胸を撫で下ろすのだ。　この声には聞き覚えがあると言うのか自分の担任の声を忘れる訳がない。

「なーんだ……速水先生だったんだ」

　そう言いながら未来は後ろを振り向くと、未来の後ろには純一が立っていた。

「それよりか、君達はここで何をしてるのかな？　今は授業中じゃないのかい？」

「そうなんですよー。　でもね、授業中にね、司君があまりにも今日はボッーとし過ぎて、顔色が悪そうだからって、伊藤先生が司君を保健室に連れて行って下さいって言われたので、僕が今連れて来たのに司君が保健室に行きたくないとは言ってないんですが、体が行きたくないって言ってるんですけどー」

　未来は今まであったことを一気に話すのだ。

「吉岡君の腕じゃ、神田君を保健室に連れて行くのは無理だよね」

　純一は顎に手を当て考えているフリをしながら、純一は未来にウィンクを送る。

「当たり前じゃないですかー、流石に無理ですよ。　僕の力で司君を動かすのはね」

　未来は純一のウィンクの意味が分かったのであろう。　純一が今欲しがっているであろう言葉で会話を続ける。