【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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　再び新斗は司に突っ込みを入れる。

「俺等の担任に決まってんだろ」

　そう新斗は呆れたように答えると、司は再びオーバーリアクションというか大きな声を上げるのだ。

「えぇー！！　マジ！？」
「確かにお前って可愛いよなぁ」

　再び新斗は司に向かいボソリと言うのだ。

「それはそうとだな。　今日は何でその速水先生がそこにいるんだよ」

「それは流石の俺でも分からねぇよ。　今日、俺等が来たら、『ここいいかな？』って言って来たんだからな。　俺等には別に断る理由ねぇし、OKしただけだしよー」
「そういう事だったのか」

　司は朝から疑問に思っていたことがスッキリしたのかホッとような顔をすると朝食を食べ始める。

　昨日はあの体育の後、病院での出来事以外、純一は司に近付こうとも話そうともしなかったのに今日はまるで逆だ。　司の傍に居る。

　何だか今日は純一が司の近くに居る。　昨日、未来と話をしていたせいか司の近くに純一が居ると聞いた瞬間に意識してしまっているような気がしているようだ。

　不思議と司が純一のことを意識し始めると胸が高鳴り始めてるのは気のせいであろうか。　せっかく食べている朝食も上手く喉を通過出来ない位なのだから。

　本気に恋をしているということだろう。