【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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　未来がお風呂に入っている間、部屋内は静かでお風呂から聞こえて来る静かな水音は今の司にとってはいいBGMでしかない。

　疲れていた体はゆっくりと休みの体勢へと入り、自然と司の瞼がゆっくりと落ちてくる。

　司が眠りについて約二十分後。

　未来は頭を拭きながらお風呂から上がると、布団を掛けないでベッドの上に寝ている司の姿を見て、

「司君！　こんなとこで寝てると風邪引いちゃうよ！　それにお風呂入って来ないとでしょー！」

　未来は大きな声を上げながら司を起こすのだ。

　そう今は夏は過ぎ、冬に向けて少しずつ気温が下がって来る季節。

　昼間はまだまだ暑さが残ってはいるが、夜になると太陽からの日差しはなくなり急に温度は下がり冷えて来る。

　そんな中で布団を掛けずに寝ている司。　そんな司を未来は風邪を引かないようにと起こすのだ。

　いつも朝は司が未来のことを起こしているが今日はいつもと違い、未来が司を起こしている。

　だが今さっき寝たばかりの司は声に反応し、寝返りを打つものの一向に起きては来なかった。

　未来は呆れると今度は司の体へと近付き司の耳へと息を吹きかける。

　未来は司を起こすことを諦めてないようだ。　それは優しさなのか意地悪なのかは今は分からないが。

　未来の思惑通りと言うのであろうか司は一発で跳ね起きビックリとした顔で息を吹きかけられた耳を押さえながら今何が起きたのか把握する為に周りをキョロキョロと見渡していた。

「相変わらずのオーバーリアクションだねー」

　未来はニコニコとしながら司を起こせたことに満足出来たのか自分のベッドの上に上がると、