【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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　特に司なんかはまだ高校生になったばかりで、恋愛経験はまだ豊富とは言えないから余計にだ。

　それに男女での付き合いも無いのにも関わらず、いきなり付き合おうとしているのは男性であって学校の教師である。　年も離れていれば教師と生徒の立場でもあってか男同士での付き合いと悩むべき点は沢山ある。

　未来や龍の場合、ただ一つの壁は男同士というもんなのだが司にはまだまだ沢山の壁もあって司が女役側っていうのにも納得がいかないのだろう。

　司は無い頭をフル回転させてみたが、やはり結果は同じだった。

「やっぱ……俺じゃダメって事か」

　最後はそうボソリと呟く司。

「でしょー！　もし、まだ、司君がリードしたいと思うんなら、そういう事から勉強してこないとじゃない？」

　未来はクスクスとイタズラっ子のような笑みを浮かべるとパジャマの用意をし脱衣所へと向かう。

「やっぱなぁー、俺じゃ、役不足って事なんだなー、ホント、そういう事に関してまだまだ知識なんてないしなー」

　司は未来が脱衣所に向かうとベッドの上に大の字になり天井を見上げる。

　今日は未来と色々と話をしてしまい壁に掛けてある時計を司は見上げると、既に時刻は一時を過ぎていた。

「もう、こないな時間だったのかよー」

　高校生と言っても昼間は勉強をして、放課後は部活等をして寮は学校の敷地内にあると言っても体は十分に疲れている。

　それに今日は未来と話をし過ぎて普段使わない頭をフル回転させた司。　完全に時間の事なんか忘れてしまっていたという事だろう。