【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】

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「だから、今は僕、龍と居れて幸せなんだよねー。　見た目はいやらしい顔してるけどー、凄く速水先生は優しいと思うなぁ」

　未来は純一のことについて語り始めるが、未来の話が終わると部屋内が静になるのだ。

　未来はその静けさに司の方を向くと司は何かを考えているのだろうか。　顔を俯かせている姿が目に入る。

「ねー！　知ってる！？」

　未来は司に近付くと、

「速水先生も司君のことが好きなこと……。　これって、立派な両想いなんじゃないの？　僕は片思いから始まったんだよ。　だけど、僕は龍が本当に好きだったから、ちゃんと告白してー、恋人同士になれたんだけどね。　龍はね、流石に最初は戸惑っていて、告白の答えは数日後だったんだけどー、その間、僕の胸が苦しくて仕方なかったんだ……うん！　告白の答えを聞くまで僕凄く怖かった……だけど、龍は僕の気持ちを分かってくれて、今はラブラブな訳なんだよねぇ」
「り、両思い！？」

　司は未来からそんなことを聞き、目を丸くして驚いた顔をする。

　そりゃ、そうだろう。　いきなり知らない事実を未来に言われたのだから。

「そうだよー。　実は僕ねー、前は速水先生に相談してたから、今度は速水先生の相談は受けるようにしてるのー……で、速水先生は司君が入って来る前から、司君に目を付けていたみたいなんだよねぇ」

　未来がそう言うと、再び静かな空間が部屋内を包み始める。

　未来はそれを察知して司の方に視線を向けると司の方はこう更に難しそうな表情をしていたのだ。

　両思いなのはきっといいのかもしれない。　だけどやはり男同士には抵抗があるという所なのかもしれない。　付き合ってから本当にどうしたらいいのか？　っていうのは分からない所なのだから。

　暫く司は考えると、

「ならさー」