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「神田君……目覚ましたのかな? もう、私には我慢出来なくてね、君を好きな気持ちが押さえられなくなってしまったのだよ。 私は君のことが好きで好きで堪らなくってね。 だから、君のことをいきなり抱きたくなったんだけど……。 だけど、大丈夫、私はもう慣れているから、君を気持ち良くさせて上げるだけだからね」
そう言いながら純一は司が今寝ているベッドの上に乗って来る。
そんなことを言われてもやはり司は認める訳にはいかない。 何で司の初めての相手が男じゃないといけないんだろうか。
司は首を振り嫌がるのだが、純一は司の頬を優しく支えキスを落とす。
それから、ゆっくりと純一は司の口内に舌を入れ絡めてくるのだ。
「ふぅ……ん……」
初めてで、いきなりの深いキスに苦しくなるのだが、
「こういう時は鼻で息をして、舌を絡めてきてごらん……」
そんなことをいきなり言われても、初めてで上手く舌を動かすことが出来る訳がないようだ。
だが鼻で呼吸することは出来た。
何だか段々と気持ち良くなって気がすると思った司は目をトロンとさせ、純一の顔を見上げる。
「気持ちいいのかな? やはり、君にはそういう素質もあったみたいだね」
純一は唇を離し言うともう一度、司の唇を味わうかのように唇を重ねる。
おかしい。 と司はそう思う。 司自身は確か女の子が好きなハズなのに今、自分が下になって完全に気持ち良くなってしまっているのだから。
そう言いながら純一は司が今寝ているベッドの上に乗って来る。
そんなことを言われてもやはり司は認める訳にはいかない。 何で司の初めての相手が男じゃないといけないんだろうか。
司は首を振り嫌がるのだが、純一は司の頬を優しく支えキスを落とす。
それから、ゆっくりと純一は司の口内に舌を入れ絡めてくるのだ。
「ふぅ……ん……」
初めてで、いきなりの深いキスに苦しくなるのだが、
「こういう時は鼻で息をして、舌を絡めてきてごらん……」
そんなことをいきなり言われても、初めてで上手く舌を動かすことが出来る訳がないようだ。
だが鼻で呼吸することは出来た。
何だか段々と気持ち良くなって気がすると思った司は目をトロンとさせ、純一の顔を見上げる。
「気持ちいいのかな? やはり、君にはそういう素質もあったみたいだね」
純一は唇を離し言うともう一度、司の唇を味わうかのように唇を重ねる。
おかしい。 と司はそう思う。 司自身は確か女の子が好きなハズなのに今、自分が下になって完全に気持ち良くなってしまっているのだから。
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