7 / 469
ー7
しおりを挟む
司は自分の席で何度もため息を吐いていた。 きっと自分とは思ってなかった青春時代だからであろう。
そしてHRが終わった頃だっただろうか、それと同時に司の隣りの席の男子が机を繋げて来るのだ。 それに音で気付く司。
「へ? 何?」
「あ、はじめまして……司君は今日から授業受けるんでしょう? まだ、教科書とかって届いてないと思うから僕が教科書見せて上げる」
そう物凄く女子みたいな可愛い声で言って来ているのだけど、本当によーく見るとやっぱり男子だ。
「僕の名前はねぇ、吉岡未来(よしおか みらい)。 みくじゃなくて、みらい! だからね! みんな僕の事、女っぽいからって、みーちゃんって呼んでるけどさ」
そう頰を膨らませてまで言う未来。
「あ、宜しく……」
司は笑顔で答えると未来の方も笑顔で答えるのだ。
しかし本当によーく見たら未来は男子なのだが、パッと見は女子に見える。 ってか、寧ろ下手な女子よりかは可愛いのかもしれない。
そう考えると、ちょっとは男子校も楽しいのかもしれない。
確かに女子という花というのは無いのだけど、異性がいない分、気が楽なのかもしれない。
そこは異性に変に意識しなくていいという事だ。 そうそこは男子校なのだから、そこにいるのは男子しかいないのだから。 例え自分がアホな事をしても、そんなに冷たい視線を浴びないで済むという事だろう。
そしてHRが終わった頃だっただろうか、それと同時に司の隣りの席の男子が机を繋げて来るのだ。 それに音で気付く司。
「へ? 何?」
「あ、はじめまして……司君は今日から授業受けるんでしょう? まだ、教科書とかって届いてないと思うから僕が教科書見せて上げる」
そう物凄く女子みたいな可愛い声で言って来ているのだけど、本当によーく見るとやっぱり男子だ。
「僕の名前はねぇ、吉岡未来(よしおか みらい)。 みくじゃなくて、みらい! だからね! みんな僕の事、女っぽいからって、みーちゃんって呼んでるけどさ」
そう頰を膨らませてまで言う未来。
「あ、宜しく……」
司は笑顔で答えると未来の方も笑顔で答えるのだ。
しかし本当によーく見たら未来は男子なのだが、パッと見は女子に見える。 ってか、寧ろ下手な女子よりかは可愛いのかもしれない。
そう考えると、ちょっとは男子校も楽しいのかもしれない。
確かに女子という花というのは無いのだけど、異性がいない分、気が楽なのかもしれない。
そこは異性に変に意識しなくていいという事だ。 そうそこは男子校なのだから、そこにいるのは男子しかいないのだから。 例え自分がアホな事をしても、そんなに冷たい視線を浴びないで済むという事だろう。
0
お気に入りに追加
156
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる