149 / 175
149
しおりを挟む
……でも、何がいいのかな?
……オレンジジュース? グレープジュース? アップルジュース? コーラー?
……流石にコーラーはないか……。
……いやぁ……ここの料理にジュースはないのかな? だってなんか合わなそうだもんね。 じゃあ、ここは無難に紅茶かな? でも食事に紅茶はないよね? かと言ってコーヒーもな……ブラックなら合いそうなんだけど……僕はブラック飲めないし……。
……んーー逆に迷う感じじゃない?
「ねぇ、聖……どれがいいのかな?」
「そうだね……でもさ、ここで提供されているのだから、ジュースだったらなんでも合いそうだけど……」
「あ!」
その聖の言葉で納得出来たようにも思える。
……逆にね……。 聖の言う通りなのかもしれない。
「じゃあ、僕が好きなので大丈夫?」
「それでいいと思うよ……。 高そうなお店だからって、そこは気にする所でも無さそうだしね……」
「うん! 分かった!」
聖のお陰でもっともっと気楽になったような気がする。
そうだいつものように自分が好きな物を選べば良かったんだ!
そう思うと僕は好きな物を選ぶ事にした。
「じゃあ、アップルジュースにしようかな?」
「じゃあ、決まりだね……。 料理の方は多分、出来次第持って来てくれると思うからさ。 それに、ここが高級レストランだからと言って、マナーとかも気にしないでくれよ……。 だって、まだまだ君の場合には高校を卒業したばっかりなのかだら、少しずつマナーを学んでいってくれたらいいからさ……。 その為に今日は個室にしたんだけど……」
その最後の聖の言葉に僕は首を傾げる。
……わざわざ、聖が個室にした理由?
そう僕が首を傾げていると、聖はまた話を続ける。
「だからさ、まだ、マナーとかっていうのは学んでいないのだから、個室外で食べるのは嫌だろ? 上手くまだ出来ないのに、みんなに見られながら食べるのは嫌じゃない?」
……あーー! そういう事ね。 確かに聖の言う通りだよね。 まぁ、聖はそういうマナーとかっていうのは出来るのかもしれないけど確かに僕の場合には出来る事は出来るけどまだまだっていう感じだしね。 個室でそういう事を覚えてから、あそこで食べるようになればいいっていう事だ。
そう思っている間に聖はここの個室にある電話で僕が頼んだジュースを注文してくれているようだ。
さっきまではジュースの事で話をしていた僕達なんだけど……聖が僕のジュースの注文をした後は急に部屋が静かになったしまったというのか、僕の方は緊張していて何を聖と話していいのか? っていうのがわからなかったから、何も会話が出来ていないのかもしれない。
でも聖はこういう所に来慣れている筈なのに聖の方も何か話をしてくれなさそうだ。
いったい今日の聖は何を考えているのかさえ分からない雰囲気もある。
だって卒業祝いにしては本当にこんな所では豪華過ぎるというのかなんというのか……。 それだったらホント家で2人で料理作ってちんまりとお祝いをやってくれた方がいいと思うのだけど……。
フッと聖の方に視線を向けると何だか聖の方も落ち着きがない感じだ。 視線が僕の方じゃなくて完全に宙に浮いているっていう状態だからだ。
……オレンジジュース? グレープジュース? アップルジュース? コーラー?
……流石にコーラーはないか……。
……いやぁ……ここの料理にジュースはないのかな? だってなんか合わなそうだもんね。 じゃあ、ここは無難に紅茶かな? でも食事に紅茶はないよね? かと言ってコーヒーもな……ブラックなら合いそうなんだけど……僕はブラック飲めないし……。
……んーー逆に迷う感じじゃない?
「ねぇ、聖……どれがいいのかな?」
「そうだね……でもさ、ここで提供されているのだから、ジュースだったらなんでも合いそうだけど……」
「あ!」
その聖の言葉で納得出来たようにも思える。
……逆にね……。 聖の言う通りなのかもしれない。
「じゃあ、僕が好きなので大丈夫?」
「それでいいと思うよ……。 高そうなお店だからって、そこは気にする所でも無さそうだしね……」
「うん! 分かった!」
聖のお陰でもっともっと気楽になったような気がする。
そうだいつものように自分が好きな物を選べば良かったんだ!
そう思うと僕は好きな物を選ぶ事にした。
「じゃあ、アップルジュースにしようかな?」
「じゃあ、決まりだね……。 料理の方は多分、出来次第持って来てくれると思うからさ。 それに、ここが高級レストランだからと言って、マナーとかも気にしないでくれよ……。 だって、まだまだ君の場合には高校を卒業したばっかりなのかだら、少しずつマナーを学んでいってくれたらいいからさ……。 その為に今日は個室にしたんだけど……」
その最後の聖の言葉に僕は首を傾げる。
……わざわざ、聖が個室にした理由?
そう僕が首を傾げていると、聖はまた話を続ける。
「だからさ、まだ、マナーとかっていうのは学んでいないのだから、個室外で食べるのは嫌だろ? 上手くまだ出来ないのに、みんなに見られながら食べるのは嫌じゃない?」
……あーー! そういう事ね。 確かに聖の言う通りだよね。 まぁ、聖はそういうマナーとかっていうのは出来るのかもしれないけど確かに僕の場合には出来る事は出来るけどまだまだっていう感じだしね。 個室でそういう事を覚えてから、あそこで食べるようになればいいっていう事だ。
そう思っている間に聖はここの個室にある電話で僕が頼んだジュースを注文してくれているようだ。
さっきまではジュースの事で話をしていた僕達なんだけど……聖が僕のジュースの注文をした後は急に部屋が静かになったしまったというのか、僕の方は緊張していて何を聖と話していいのか? っていうのがわからなかったから、何も会話が出来ていないのかもしれない。
でも聖はこういう所に来慣れている筈なのに聖の方も何か話をしてくれなさそうだ。
いったい今日の聖は何を考えているのかさえ分からない雰囲気もある。
だって卒業祝いにしては本当にこんな所では豪華過ぎるというのかなんというのか……。 それだったらホント家で2人で料理作ってちんまりとお祝いをやってくれた方がいいと思うのだけど……。
フッと聖の方に視線を向けると何だか聖の方も落ち着きがない感じだ。 視線が僕の方じゃなくて完全に宙に浮いているっていう状態だからだ。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
山本さんのお兄さん〜同級生女子の兄にレ×プされ気に入られてしまうDCの話〜
ルシーアンナ
BL
同級生女子の兄にレイプされ、気に入られてしまう男子中学生の話。
高校生×中学生。
1年ほど前に別名義で書いたのを手直ししたものです。
えっちな美形男子〇校生が出会い系ではじめてあった男の人に疑似孕ませっくすされて雌墜ちしてしまう回
朝井染両
BL
タイトルのままです。
男子高校生(16)が欲望のまま大学生と偽り、出会い系に登録してそのまま疑似孕ませっくるする話です。
続き御座います。
『ぞくぞく!えっち祭り』という短編集の二番目に載せてありますので、よろしければそちらもどうぞ。
本作はガバガバスター制度をとっております。別作品と同じ名前の登場人物がおりますが、別人としてお楽しみ下さい。
前回は様々な人に読んで頂けて驚きました。稚拙な文ではありますが、感想、次のシチュのリクエストなど頂けると嬉しいです。
憧れの先輩に抱かれたくて尿道開発している僕の話
聖性ヤドン
BL
主人公の広夢は同じ学生寮に住む先輩・日向に恋をしている。
同性同士だとわかっていながら思い余って告白した広夢に、日向は「付き合えないが抱けはする」と返事。
しかしモテる日向は普通のセックスには飽きていて、広夢に尿道でイクことを要求する。
童貞の広夢に尿道はハードルが高かった。
そんな中、広夢と同室の五十嵐が広夢に好意を抱いていることがわかる。
日向に広夢を取られたくない五十嵐は、下心全開で広夢の尿道開発を手伝おうとするのだが……。
そんな三つ巴の恋とエロで物語は展開します。
※基本的に全シーン濡れ場、という縛りで書いています。
「…俺の大好きな恋人が、最近クラスメイトの一人とすげぇ仲が良いんだけど…」『クラスメイトシリーズ番外編1』
そらも
BL
こちらの作品は『「??…クラスメイトのイケメンが、何故かオレの部活のジャージでオナニーしてるんだが…???」』のサッカー部万年補欠の地味メン藤枝いつぐ(ふじえだいつぐ)くんと、彼に何故かゾッコンな学年一の不良系イケメン矢代疾風(やしろはやて)くんが無事にくっつきめでたく恋人同士になったその後のなぜなにスクールラブ話になります♪
タイトル通り、ラブラブなはずの大好きないつぐくんと最近仲が良い人がいて、疾風くんが一人(遼太郎くんともっちーを巻き込んで)やきもきするお話です。
※ R-18エロもので、♡(ハート)喘ぎ満載です。ですがエッチシーンは最後らへんまでないので、どうかご了承くださいませ。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。ありがとうございます!(ちなみに表紙には『地味メンくんとイケメンくんのあれこれ、1』と書いてあります♪)
※ 2020/03/29 無事、番外編完結いたしました! ここまで長々とお付き合いくださり本当に感謝感謝であります♪
可愛い男の子が実はタチだった件について。
桜子あんこ
BL
イケメンで女にモテる男、裕也(ゆうや)と可愛くて男にモテる、凛(りん)が付き合い始め、裕也は自分が抱く側かと思っていた。
可愛いS攻め×快楽に弱い男前受け
アダルトショップでオナホになった俺
ミヒロ
BL
初めて同士の長年の交際をしていた彼氏と喧嘩別れした弘樹。
覚えてしまった快楽に負け、彼女へのプレゼントというていで、と自分を慰める為にアダルトショップに行ったものの。
バイブやローションの品定めしていた弘樹自身が客や後には店員にオナホになる話し。
※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)
好色サラリーマンは外国人社長のビックサンを咥えてしゃぶって吸って搾りつくす
ルルオカ
BL
大手との契約が切られそうでピンチな工場。
新しく就任した外国人社長と交渉すべく、なぜか事務員の俺がついれていかれて「ビッチなサラリーマン」として駆け引きを・・・?
BL短編集「好色サラリーマン」のおまけの小説です。R18。
元の小説は電子書籍で販売中。
詳細を知れるブログのリンクは↓にあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる