【BLR18】マイホームに住みませんか?

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
36 / 39

36 バックからの?

しおりを挟む
「大丈夫……僕の方も……ぁ……っ! もう、イきたいからっ!」

 北山の方も確かにもう限界そうだ。 もう声が物語っているのだから。

 それからは北山は思いっきり腰を俺の体へと打ち続け、皮膚と皮膚が打つかる音に部屋内は包まれるのだ。

 僕が素直になることにしてから、数分。

 僕の腰も普通に動き始めるのだ。

 それだって普通に人間としての本能なのかもしれない。

 気持ちいいのだから、勝手に腰が動いて来てしまうということなのだから。

「御手洗さん……腰動いてきちゃいましたね……」

 そう北山は僕の後ろでほくそ笑んでいるんだろう。

 その言葉だけでも何だか楽しそうなのだから。

 寧ろ北山の場合には、支配欲みたいなのは強いのかもしれない。

「もっと、激しく腰を振らなくてもいいんですか? もっともっと気持ち良くなりたいですよねぇ?」

 そう煽るように言ってくる北山。

「寧ろ、御手洗さんって、元タチなんですから、勿論、腰の振り方は十分に分かってますよね?」

 なんて言って来るのだ。

 そう言われると、僕の中で何かスイッチが入ってしまったのか、激しく腰を動かし始めるのだ。

「なるほどー!」

 と北山は一人納得すると、

「じゃあ、僕の上で腰振ってみませんか?」

 その言葉に一瞬僕の方はハテナマークを浮かべたのだが、北山の方は、一旦自分のモノを抜くと、北山は仰向けの状態となって、その上へ僕が乗る形になるのだ。

「これで、僕が動かなくても、御手洗さんが動いてくれたらいいんですよ」
「え? あ、ぅん……?」

 初めてのこの行為に、好きな相手と顔を見ながらっていうのが恥ずかしい。

 しかもさっきまでは顔が見えないようにバックだったのだから、恥ずかしいという思いは半減していたのかもしれないのだけど、今はがっつりと北山には僕の表情が丸見えな状態だろう。

「さぁ、早く動いて下さいよー!」

 しかも、ガッツリと中に北山を感じているような気がする。

 北山という人間は、背が低いのがコンプレックスのように思えるのだが、北山のモノの方は僕の中でしっかりと主張しているように思える。

 奥の奥の方に北山の先端部分が届きそうなくらいだ。 寧ろ、僕が動いたら、完全に僕の中にある奥の奥の方にまで北山のモノは届くだろう。

「まだ、動くこと出来ませんか? だって、今までタチだったんですから、普通のネコよりかは絶対に腰の動かし方上手いと思うんですけどねぇ。 じゃないと、今日、御手洗さんのことイかせて上げませんからね」

 その言葉に一瞬僕の方は青ざめそうになったのだが、僕が動けば、イかせてもらえるということなのだから、とりあえずやってみるしかないだろう。

 だから僕の方はゆっくりと北山の上で前後ろに腰をくねらせながら動かし始めるのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

エリート上司に完全に落とされるまで

琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。 彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。 そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。 社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。

処理中です...