【BLR18】マイホームに住みませんか?

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
24 / 39

24 ネットで配信

しおりを挟む
 今の僕の選択肢というのは、自分から足を開くのか? それとも拘束されて無理矢理足を開くのか? という状態のようだ。

「御手洗さん……皆さんが、そう言ってるんですが、どうします?」
「……へ?」

 分かっていることなのだけど、僕は思わず北山の方へと視線を向けてしまっていたのだ。

「え? 拘束しながら足を開かせるのと、御手洗さん自ら足を開くのとでどちらがいいですか?」

 と北山の口から同じことを聞いてしまう僕。

 急に嫌な汗が体中から溢れてきそうなのは気のせいであろうか。

 寧ろ急に色々なことがあり過ぎて、僕の方がパニックに状態なのかもしれない。

 そういきなり生配信されるとか、この僕の状態を他の人に見られるとか、他の人が煽って来るとか……本当に僕からしてみたら北山と恋人同士になってからは初体験のことが多過ぎなのかもしれない。

 北山は元からこういう趣味ではないが、そういったサイトに入っていたということなのであろう。

 しかしいきなり最初からこんなに大勢の人に見られながらなんてこと恥ずかしいに決まっている。 だけど人間っていうのは不思議な生き物で、恥ずかしいと思いながらも興味があるっていうもんだろう。 もし僕もこのサイトに入っていたなら、生配信で見てみたいと思うのだから。

 人のっていうのは案外興味が湧くもんだ。

 だが今の僕はそんなことを考えている余裕っていうのはない。

 そう今の僕はもう北山に二択を迫られているのだから。

 その間、中に入れている玩具の振動は止められていた。

 きっと僕の答え皆待っているからなのであろう。 だから快感で考える暇はなかったとは言えない状況でもある。

 いいことなのか、悪いことなのかが分からないところだ。

『もう、拘束しちまった方が早いんじゃねぇのか?』

 そう再び煽られる。

「そうだねぇ。 拘束しながらっていうのもいいよねぇ」

 なんてことを普通に答える北山。

「んじゃあ、時間切れってことで、御手洗さん……皆様にココが見えるように拘束しちゃいますね」

 本当に可愛い声なのに、その声をして、しっかりと意地悪なことをされてしまう僕。

 だけど今の僕にはもう選択権の余地はないように思える。 寧ろ、今のはどっちだって僕は恥ずかしい目に遭うのだから、別に気にしなくてもいいのかもしれない。

 北山に膝の辺りに棒みたいなのを入れられ、足が閉じないように紐みたいな物で拘束されると、本当に足が閉じなくなってしまう。 そして俺の方は双丘を完全にカメラのレンズの方へと向けさせられてしまっていたのだ。

 本当にこの配信を見ている視聴者には僕の後ろの蕾の入口部分まで丸見えの状態だろう。 しかし中まではまだ完全に見れてないのかもしれない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

エリート上司に完全に落とされるまで

琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。 彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。 そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。 社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。

処理中です...