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 朔望と歩夢が言っている通りに、雄介と望のカップルというのは、本当に可愛い動きをしているのかもしれない。 本当にゆっくりな動きでリズムかるな動きをしている雄介。 時折、激しくはなるものの、朔望達にしてみれば全然穏やかな動きだろう。

「ぁんん! ゆ、雄介ぇえ……」

 そう言って望は雄介の事を見つめ、雄介の頬へと触れる。

「ん? 何?」

 雄介の方も優しく声を掛け、その望の手に手を重ねるのだ。

「俺……お前の事好きになって、良かった……ぁ……って、思ってるからな」
「俺もやから、安心して……」

 そう甘ったるい二人の会話の中で、チャプンチャプンという水音が軽く聞こえて来ているのだから、やはり雄介の方はちゃんと腰を動かしているということなのであろう。

「ぁあん!」

 時折、望が甲高い声を上げる所を見ると、中にある気持ちいいポイントに当たっているのかもしれない。

「もうっ! イってええ?」

 そう優しく相手をも敬う気持ちて言ってるからなのか、それとも雄介は望とは同等の立場でいたいのか、切羽詰まりながらも言っているのだから。

「ゆ、雄介がイきたいなら……俺も、イけるからさ……」
「ほなら、腰な、もうちょい……ん……っ! 激しく動かしてぇ……ええか?」

 その言葉に軽く頭を頷かせる望。

「ありがとうな」

 と雄介の方は微笑むと、さっきより気持ち的に腰を激しく動かし始めたかと思えば、更に腰を動かし始める雄介。

「ぁああ! もう! アカンっ! 望ん中、ホンマ、気持ちよくてぇええ!」

 その瞬間激しく腰を動かしたかと思えば、急に腰の動きを止め、今日は何でか雄介は白い液体を望のお腹の上へと吐き出すのだ。

 それと同時に望の方も、

「ぁあん! ぁあああっ!」

 と背中を逸らし、白い液体を自分のお腹の上へと吐き出すのだった。

 イった後というのは、本当にスポーツをやったのと同じ位の体力を使うからなのか、二人の呼吸は乱れ、望なんかは体内に酸素を入れようと、肩で思いっきり呼吸をしているのだから。

 そんな中、雄介だって未だに呼吸を整えていないのにも関わらず、望のお腹上にある二人の白い液体をテッシュで拭くのだ。 雄介の事だから丁寧にそれを拭き取ると望の唇へと唇を重ね、

「大丈夫やったか?」

 と気遣いの言葉は忘れないようだ。

「大丈夫だ……」

 そう望の方も答え、雄介へと笑顔を向ける。

 本当にこの二人というのは側から見ると微笑ましいのかもしれない。

「雄兄さん達って、そんな感じなんだねぇ。 ホント、ラブラブっていう感じなのかな? じゃあ、次は和也と裕実さんを見ようか?」

 そう言うのは朔望だ。 そこに入って来たのは、歩夢ではなく雄介のようで、

「和也達とは一回合同でやった事はあったけど、そん時は俺等の方が後になってまったからな……ほなら、俺も和也達の見よ……」

 雄介もどうやら和也達のを見る事にしたようだ。
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