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「大丈夫だって……俺だって流石に太い玩具を先に入れようとは思ってないからさぁ。 寧ろ、朔望達と一緒で、ローター位でいいしな」

 そう最後には和かに言う和也。

「あ、でも……」

 裕実の方は完全に和也から視線を外して、答えようか答えないか迷っているようにも思える。

「迷ってそうだから……迷ってるんだったらいいんじゃねぇ?」

 そして和也は裕実の耳側へと近付くと、裕実に聞こえるような声で、

「だってさ、こう複数人でヤるって事、滅多な事じゃ、出来ないんだから、ヤるなら今のうちにって事だろ?」

 その和也の言葉に目を丸くするのは裕実の方だ。

 もうそう言われてしまえばおしまいなのかもしれない。

 そうものの見事に裕実から何も言う言葉なんていうのは無いのだから。

 そして裕実の方は完全に体から力を抜くと、

「分かりましたよ……今日は、もう、和也のやりたいようにやってみいいですから……」

 その裕実からの言葉に、和也の方は微笑み、そして、

「じゃあ、裕実の中にローター入れてもいいんだな?」

 そう確認するかのように聞くのだ。

「ぅ、ぅん……」

 と半分怖いような、半分は興味あるような表情で和也の事を見上げる裕実。

「ま、大丈夫だって……とりあえずさ、望も歩夢も仰向けだから、お前は四つん這いにならねぇ? それに、その方がラクだと思うんだけどなぁ……それに、俺の方もお前のココに入れやすいしな」

 和也はそう言いながら、裕実の後ろにある蕾の入口部分を擦るのだ。

「わ、分かりましたから……そこっ!」
「ん? お前はこれだけでも感じちまう体なのか?」
「ぁ……いやぁ……ちょ……ん」
「分かってるって……」

 和也は裕実と話をしながら、和也の方も裕実が四つん這いの姿に早くなれるようにと体をひっくり返す手伝いをしているようだ。

「これで、大丈夫かな?」

 軽く独り言のように言うと、

「どうする? ローターにスイッチを入れたままで中に入れるか? それとも、まだ、そんな刺激は無しで中にローターを入れるか?」

 とそんな風に裕実に聞いている所からすると、もしかしたら意地悪な気持ちで裕実にそう聞いているのかもしれない。 和也の場合、そういう所が多々あるのだから。

 四つん這いの状態になったというのか、枕には顔を押し付けるようにして双丘だけを上げる形になっている裕実。

「そういうのは、どっちでもいいですってばぁっ!」

 もう裕実の方は和也のそんな言葉に呆れているのであろう。 だからなのか、適当に答えようとしているのだから。 だけど和也の方は、そういう言葉では負けられないというのか、そういう時の和也というのはS心に火が付いてしまっているのかもしれない。
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