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 これで裕実と望と歩夢のモノの先端部分にはもうイけないようにと道具がそれぞれ入れ込まれている。

 これならきっとイきたいのにも関わらず、なかなかイく事は出来ないだろう。

「ホンマ、たまにはこういうのもええ感じやなぁ?」

 そう雄介が呟くように言うと、

「でしょう? たまには僕達だって他にも刺激が無いと! っていう感じだしね。 それに、雄兄さん、あまり同じ事ばかりの繰り返しだと、マンネリ化して望兄さんが離れてしまうかもしれなよいよ。 それに、望兄さんの事だから、小さい頃から勉強漬けで、こういう事に関して全く興味なかったと思うから、今頃性欲が爆発してるんじゃないのかな?」

 そう朔望に言われて雄介は一瞬目が点状態になったように思えたのだが、軽く息を吐き、

「まさか、望がそないな事になる訳ないやんかぁ……今でも、俺が誘ってもなかなかシてくれようとせえへんのに?」
「だって、望兄さんなんか、かなりのムッツリなんじゃないのかな?」

 そこにプッと吹いてしまう雄介。

「た、確かに、そうなのかもしれへんけどぉ……あ、まぁ……ま、あ、ええんやない? 望は望で、俺からして見たら、それで十分なんやしな」
「ふーん……雄兄さんが、それでいいんだったらいいんだけど……」

 と朔望の方は興味無さそうに思える。

「僕の方は僕の方で、歩夢で十分可愛いからさ……最初は嫌だ。 って言ってる割には、いざ、ヤるとなると自ら誘って来たり、自分から気持ち良くなったりしてくれるしね」
「ま、朔望の場合のは、恋人が、それでええって言うんだったら、それで、ええんやない? 人っていうのは、趣味って人それぞれなんやしな」

 本当に雄介の場合には望一本なのであろう。 そう全くもって歩夢には靡(なび)かないのだから。

「やぁあん! ぁあああ! ちょ、朔望ぅうう! もう、もうっ! げ、限界だからぁぁああ!」
「え? まだまだ、大丈夫でしょう? 限界っていう感じはしないんだけどなぁ」

 とクスクスとしている所からすると、もう歩夢が限界なのを知っていながらも言っているのかもしれない。

「か、和也ぁああ! ぅうん! 和也さぁあん!」

 こういう時というのは、懇願するかのように、和也の事を『和也さん』と丁寧にお願いするのは裕実だ。

「お、お願いしますよぉお! もう、もう! これ、外して下さいってばぁあああ! 僕もう、本当に限界なんですからぁああ!」
「まだまだ、大丈夫だって……それに、今聞いてただろ? 歩夢だって我慢してるんだから、お前ももう少し我慢してみたらどうだ?」

 そこに頬を膨らませて涙目で見つめる裕実。

「ホント、お前って可愛いのな……でも、そんな瞳で見つめられてもダメなもんはダメって事で……ま、俺達の事を完璧に誘える事が出来たら、早く中に挿れるかもしれねぇよな」
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