【1/完結】ノンケだった俺が男と初体験〜ツンデレ君には甘いハチミツを〜

綺羅 メキ

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〜5〜

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「もう、和也達の方は、あんな所まで進んでおったんやなぁ……」

 そう半分は独り言のように言っているように思える雄介。

 そして雄介は望の鎖骨辺りに舌を這わせ、そこを水音を響かせ吸い上げると、

「ん……ぁああん!」

 という声を望は出し始める。

 人間こういう事をしているのだから当然の事なのであろう。 だけど今日は気持ち的に感じるのが早かったという事だ。

 当然、これだけの人数で体を重ねているのだから、二人だけでヤっている時とは違うのだし、人のを見ながらヤるっていうのも新鮮なのかもしれない。

 だから望にしては珍しく声が出るのが早かったという事だろう。

「今日は、もうこんだけで声が出てまったんか?」
「ん……」

 その雄介の言葉で瞬時に顔を真っ赤にする望。

「クス……今日はそんな望が見れて、ホンマ、良かったわぁ……。 今の望はな、いつもよりむっちゃ可愛いねんで……」
「も、辞めぇっ!」

 望に「辞めろ」と言われそうになった雄介なのだが、今これを辞める訳には行かず、

「今日の望はまだ足りないようやから、もっと、気持ち良くしてやるな……」

 そう言い雄介は望の背中に腕を回し、優しく力強く抱きしめると、再び舌を鎖骨へと這わせたのだが、その後直ぐに望には感じてもらいたかったのか、胸の突起へと舌を這わせるのだ。

 その合間から聞こえて来るのは裕実と和也の声だ。 当然、そこも体を重ねているのだから声が聞こえて来ない訳がないのだから。

「ちょ、和也ぁあああ! ぁあああん! それ、それはぁああ!」
「そう口では嫌がってるけどさ、体の方は全くもって正直だよな? だってさ、もう、裕実の腰くねくね、くねくねっていやらしく動かしてんじゃん……。 そんなに雄介が買って来てくれた玩具は気持ちいいんだな。 じゃ、もっと刺激強くしてみちゃおうかなぁ?」

 和也はそう言うと、本当に和也は口にした事を実行するタイプのようで、今まで弱で動かしていたのを今度は中にして裕実の背中や双丘へとその玩具を這い回させる。

「ぁあん! やぁああん! ダメですー! ダメですよー! もう、もう! 僕イっちゃいますからぁああああ!」
「んー、流石に、まだ、イくのは早いかな? でも、この玩具気持ちいいんだろ?」
「そ、そうですけど……」

 裕実の場合のは本当に和也に対して素直なのか、それとも普段から素直な性格だからなのか、こう素直に答えているようにも思える。 だけど和也の方へと視線を向けている姿は真っ赤だ。 確かに裕実の場合、素直な性格なのであろうが、恥ずかしいのは間違いないという事なのであろう。

 和也達というのは、和也は裕実の羞恥心を煽り十分に裕実の事を恥ずかしがらせながらヤるというのが楽しみの一つなのであろう。

 そして今度はさっきまで全くヤル気のないように思えた歩夢なのだが、流石はネコもタチも両方ヤった事があるというだけあるのかもしれない。
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