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ー信頼ー76

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 暫く雄介は望の体を触ったり、胸の突起を舐めたりしていると望の口から甘い声が漏れて来る。

 それは気持ち良くなってきたサインで間違いないだろう。

 そんな望に雄介は微笑み舌を胸の突起からお腹へと這わせ、ゆっくりと勃ち始めて来ている望のモノを口へと含むのだ。

「んっ!」

 男性にとって一番弱い部分を口の中へと含まれ、詰まったような声を上げる望。

 その行為は何回されたって慣れないもんだ。

 そして望のモノを口に含みながらも雄介は望の蕾の入口部分を撫で始める。

 流石に久しぶりにそこへと触れられ腰を引いてしまっていた望だったのだが、雄介は望が慣れるまで蕾の中に指は入れずに入口だけを撫でるという行為を繰り返すのだ。

 やがて、その行為だけでは物足りなくなってきたのか望は、甘い声を上げながら腰をくねらせるような動きを始めてきた。

 雄介はローションを自分の手や望のモノに掛けると、ゆっくりと指を望の中へと入れ始め最初は指の第一関節辺りまで入れて、そこで出し入れを繰り返しながら再びゆっくりとその指を奥へと進ませて行くのだった。

「ぁ……ぁ! ん! そこっ!」
「ここか? 望が一番気持ちええ場所っていうのは……」

 先程とは違う反応を示す望。 もう何回、体を重ねて来たのかっていうのは分からないのだが、逆に体を重ねてきているからこそ望が一番いい場所というのを雄介はしっているという事だ。

「久しぶりやけど、体の方は覚えとるみたいやな。 今日は気持ちいい事をしとるんやから、そこは素直に気持ち良くなってええんやで……」

 優しい中にも少し意地悪気な言葉が含まっているのは気のせいであろうか。

 きっと、その言葉で十分に望の羞恥心に触れたのは間違いないだろう。

 元からこういう事に関して望はそんなに興味がないように思える。 だからなのか恥ずかしがる所が雄介からしてみたら可愛くて仕方がない所なのかもしれない。

 望はこう恥ずかしがり屋さんで、こういう行為をしている時というのは声はあんまり出さない方だ。 だが体は正直なようでしっかりと反応している。

 そんな望に雄介は特に声を上げてくれとは要求しない。 そこは望の性格を知ってるからこそ求めないのであろう。

 そして雄介は自分の欲望だけでは進めようとはしない。 相手の気持ちを汲んでゆっくりと進めて行くのが雄介のスタイルにようだ。

 だからなのか体を重ねている間っていうのは、あまりこの二人の間では会話が無いという所だろう。
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