1,952 / 2,140
ー信頼ー13
しおりを挟む
「こんなに近くに恋人がいるのに、何もしないんじゃあ、恋人同士っていう感じがしないだろ? 恋人っていうのはさぁ、ただの友達じゃあないんだからさ。 ま、恋人の事を抱くっていうのは、今の所は無理だとしても、せめて、イチャイチャな事やラブラブな事はいいよな?」
「せやね……確かに和也の言う通りやんな。 このままやと二組とも前の俺達みたくなり兼ねんしな。 ほら、ひとつ屋根の下で暮らしておるのに、忙しいって言葉を理由にイチャイチャな事をしなかった時代があったやろ?」
「ああ、お前が大学時代にな。 とりあえず、そんな事にはならない程度にって事だよな」
和也は裕実の方に顔を向けると、
「こうやって望からもお許しが出た訳だし、今夜はイチャイチャしながら寝ようなぁ」
「わ、分かりましたよー」
これで裕実の方も納得出来たのか、それとも久しぶりにこう和也とイチャイチャ出来るという事を想像してしまったのか裕実の方は急に顔を赤くするのだ。
「とりあえず、飯食い終わったしー、風呂にでも入って来ようかな? 裕実、一緒に入ろうぜ」
「……って、和也はさっき外から帰って来て、お風呂に入ったんでしょうが……」
「あ、そっか……」
「って、忘れてたんですか?」
「んー、忘れてたっていうのかぁ、久しぶりにお前と風呂に入りたかったっていうのか?」
「大丈夫ですよー。 お風呂位一人で入れますからね」
「そういう意味じゃなくてなぁ?」
「って、今の和也と一緒にお風呂になんか入ったりしたら、危険な狼さんになりかねないので、お風呂には僕一人で入って来ますよ」
裕実は立ち上がり、ひとまず食器を片付けに行こうとしたのだが、
「危険な狼さんにならなければいいんだろ? でもさぁ、一緒に入るんだったら、イチャイチャな事位はしたいかな?」
「……へ? 本当に大丈夫なんですか? 和也は僕とお風呂に入るっていうだけで……」
和也はその裕実の言葉に笑顔で数回程頭を縦に振るのだ。
「でしたら、僕の方は全然構わないんですが……」
「ならさ、一緒に入ろうぜ」
裕実からそう承諾を得ると和也は椅子から立ち上がり、満面な笑顔で部屋着を取りに行ったようだ。
「では、僕達の方は先にお風呂いただきますね」
「あ、ああ……」
裕実の言葉に雄介はそう返事をすると裕実もリビングから出て行く。
「せやね……確かに和也の言う通りやんな。 このままやと二組とも前の俺達みたくなり兼ねんしな。 ほら、ひとつ屋根の下で暮らしておるのに、忙しいって言葉を理由にイチャイチャな事をしなかった時代があったやろ?」
「ああ、お前が大学時代にな。 とりあえず、そんな事にはならない程度にって事だよな」
和也は裕実の方に顔を向けると、
「こうやって望からもお許しが出た訳だし、今夜はイチャイチャしながら寝ようなぁ」
「わ、分かりましたよー」
これで裕実の方も納得出来たのか、それとも久しぶりにこう和也とイチャイチャ出来るという事を想像してしまったのか裕実の方は急に顔を赤くするのだ。
「とりあえず、飯食い終わったしー、風呂にでも入って来ようかな? 裕実、一緒に入ろうぜ」
「……って、和也はさっき外から帰って来て、お風呂に入ったんでしょうが……」
「あ、そっか……」
「って、忘れてたんですか?」
「んー、忘れてたっていうのかぁ、久しぶりにお前と風呂に入りたかったっていうのか?」
「大丈夫ですよー。 お風呂位一人で入れますからね」
「そういう意味じゃなくてなぁ?」
「って、今の和也と一緒にお風呂になんか入ったりしたら、危険な狼さんになりかねないので、お風呂には僕一人で入って来ますよ」
裕実は立ち上がり、ひとまず食器を片付けに行こうとしたのだが、
「危険な狼さんにならなければいいんだろ? でもさぁ、一緒に入るんだったら、イチャイチャな事位はしたいかな?」
「……へ? 本当に大丈夫なんですか? 和也は僕とお風呂に入るっていうだけで……」
和也はその裕実の言葉に笑顔で数回程頭を縦に振るのだ。
「でしたら、僕の方は全然構わないんですが……」
「ならさ、一緒に入ろうぜ」
裕実からそう承諾を得ると和也は椅子から立ち上がり、満面な笑顔で部屋着を取りに行ったようだ。
「では、僕達の方は先にお風呂いただきますね」
「あ、ああ……」
裕実の言葉に雄介はそう返事をすると裕実もリビングから出て行く。
0
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説


いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。


イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる