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ー希望ー23
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「じゃあ、もし、お前に今、実琴がいなかったら、院長の計画とかじゃなくても裕実のことを狙っていたってことか?」
「さて、それはどうかな? いや……君の言う通りだったかもしれないね。 私の好みは実琴や本宮裕実さんみたいな子がタイプだから。 それに実琴と本宮裕実さんは兄弟だって言うし、顔もそっくりじゃないか……。 私にしてみたら、どちらが恋人でもいい位だよ」
「それって、僕じゃなくても裕実でもいいってこと?」
実琴は頬を膨らませながら颯斗のことを見上げる。
そんな可愛い仕草をする実琴に颯斗は実琴の髪を撫で、
「ただ、今は私の好みの話をしてるだけだから、今は実琴だけに決まってるじゃないか……私が好きなのは今は実琴だけだから安心していいよ」
それでもまだ実琴は納得いかないのか頬を膨らませたままでいる。
「ま、いいか……今はみんな恋人がいるしさ。 それに、お前と話が出来てとりあえずは安心したよ。 でも、裕実には手を出すなよ!」
「念を押さなくても大丈夫だよ。 さっきも言ったろ? 今、私には実琴がいるのだしね。 そんな浮気みたいなことをしたら、実琴が可哀想だしね」
「まぁ、そうだけどよ。 そこは、お前でも恋人を大事にするやつなんだな」
「当たり前じゃないか……もし、そんなことをして、恋人を無くすのは嫌だからね。 二兎を追う物は一兎も得ずって言葉があるだろ?」
「まぁ、そうだけどさ。 案外、お前は真面目な性格なんだなーって……」
「まず、私のことを知らずにいたことがまずかったよね」
「だって、仕方ねぇじゃん! 最初の印象が悪かったんだからさぁ、そりゃ、警戒して近付かねぇっつーの!」
「やっぱり、そうだったんだね。 君が私に近付かない理由がやっと分かったよ。 確かに私と君との最初の印象は悪かったよね。 それから、私は何度も君に誤解を解いてもらう為に機会をうかがっていたんだけど、なかなかその機会がなくてね。 だから、今やっと誤解が解けたみたいで安心したよ」
「なら、もう俺はお前を警戒することはない。 同じ仕事仲間同士なんだから、仲良くってのは変だけど……気楽に話掛けて来いよ」
「さて、それはどうかな? いや……君の言う通りだったかもしれないね。 私の好みは実琴や本宮裕実さんみたいな子がタイプだから。 それに実琴と本宮裕実さんは兄弟だって言うし、顔もそっくりじゃないか……。 私にしてみたら、どちらが恋人でもいい位だよ」
「それって、僕じゃなくても裕実でもいいってこと?」
実琴は頬を膨らませながら颯斗のことを見上げる。
そんな可愛い仕草をする実琴に颯斗は実琴の髪を撫で、
「ただ、今は私の好みの話をしてるだけだから、今は実琴だけに決まってるじゃないか……私が好きなのは今は実琴だけだから安心していいよ」
それでもまだ実琴は納得いかないのか頬を膨らませたままでいる。
「ま、いいか……今はみんな恋人がいるしさ。 それに、お前と話が出来てとりあえずは安心したよ。 でも、裕実には手を出すなよ!」
「念を押さなくても大丈夫だよ。 さっきも言ったろ? 今、私には実琴がいるのだしね。 そんな浮気みたいなことをしたら、実琴が可哀想だしね」
「まぁ、そうだけどよ。 そこは、お前でも恋人を大事にするやつなんだな」
「当たり前じゃないか……もし、そんなことをして、恋人を無くすのは嫌だからね。 二兎を追う物は一兎も得ずって言葉があるだろ?」
「まぁ、そうだけどさ。 案外、お前は真面目な性格なんだなーって……」
「まず、私のことを知らずにいたことがまずかったよね」
「だって、仕方ねぇじゃん! 最初の印象が悪かったんだからさぁ、そりゃ、警戒して近付かねぇっつーの!」
「やっぱり、そうだったんだね。 君が私に近付かない理由がやっと分かったよ。 確かに私と君との最初の印象は悪かったよね。 それから、私は何度も君に誤解を解いてもらう為に機会をうかがっていたんだけど、なかなかその機会がなくてね。 だから、今やっと誤解が解けたみたいで安心したよ」
「なら、もう俺はお前を警戒することはない。 同じ仕事仲間同士なんだから、仲良くってのは変だけど……気楽に話掛けて来いよ」
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