1,821 / 2,140
ー平和ー95
しおりを挟む
「いや、別に俺はただ親父が敷いてくれたレールを走ってきているだけだからな。 でも、この仕事は嫌いじゃねぇし、それに、これからは外科だけではなく、他の科の病気とかも覚えて行かなきゃならないけどな。 なんか、親父が俺達の為に診療所を作ってくれるみたいだしよ」
望の話に朔望は一回首を傾げ、そして思い出したかのように目を見開き望の方に視線を向けると、
「兄さん! その診療所の話ねー、父さんが言っていたんだけど……どうやら、この近くでは無いらしいんだよねー。 父さんの話によると、どっかの島に診療所を作るとかって言っていたかな?」
「島!?」
「うん。 でも、心配しなくても大丈夫だよ。 その島に作るという診療所と僕達の病院は連携とか連絡とかは取れるようにするらしいしね。 で、いずれは兄さんはその島の診療所で、僕がこの春坂病院で、歩夢がこの前、親父が買い取った病院のトップを任せられるらしいしね。 やっぱ、親父はすげぇよ。 まぁ、この前買い取った病院はたまたまだけど、例えば親父が死んだとしても僕達が喧嘩しないようにしてる訳だしさ」
「え? まぁ、そうなんだけどさ……」
「それに、兄さんは父さんと住んだことがないから、父さんのことよく分かってないかもしれないけど、父さんは僕達のこと凄く考えてくれてるんだからね。 僕達三人には各病院を与えてもらえる訳だし、言うけど……父さんは俺達が各病院を継いだ後のことは何も言わないとも言ってた。 要は病院の後を継いだ後、その各与えられた病院を潰すか潰さないかは自由だし、僕達の後継ぎに関しても誰かと結婚して、その子供を後継ぎにさせてもいい訳だし、誰か知らない人を後継ぎにさせてもいいしってことらしいんだけどね。 まぁ、それを放任主義とも言うんだけど。 放任主義は、逆に言えば、意志を尊重してくれていると思うんだよね。 兄さんは親のレールの上を走ってきたって言うけど、別に親父は兄さんに医者になれって言った訳じゃないんだし、それは違うと思うんだけど……」
望は最後の朔望の言葉に目を見開き息を飲み込む。
確かに朔望の言う通りだ。 望は今まで自分は親に敷いてもらったレールの上を走って来たんだと思っていたのだが、朔望の言う通りで特に望は父親に自分の職業について話したことはなかった。 だから朔望の言う通りで自分の意志で今の道を歩んでいるのであろう。
望の話に朔望は一回首を傾げ、そして思い出したかのように目を見開き望の方に視線を向けると、
「兄さん! その診療所の話ねー、父さんが言っていたんだけど……どうやら、この近くでは無いらしいんだよねー。 父さんの話によると、どっかの島に診療所を作るとかって言っていたかな?」
「島!?」
「うん。 でも、心配しなくても大丈夫だよ。 その島に作るという診療所と僕達の病院は連携とか連絡とかは取れるようにするらしいしね。 で、いずれは兄さんはその島の診療所で、僕がこの春坂病院で、歩夢がこの前、親父が買い取った病院のトップを任せられるらしいしね。 やっぱ、親父はすげぇよ。 まぁ、この前買い取った病院はたまたまだけど、例えば親父が死んだとしても僕達が喧嘩しないようにしてる訳だしさ」
「え? まぁ、そうなんだけどさ……」
「それに、兄さんは父さんと住んだことがないから、父さんのことよく分かってないかもしれないけど、父さんは僕達のこと凄く考えてくれてるんだからね。 僕達三人には各病院を与えてもらえる訳だし、言うけど……父さんは俺達が各病院を継いだ後のことは何も言わないとも言ってた。 要は病院の後を継いだ後、その各与えられた病院を潰すか潰さないかは自由だし、僕達の後継ぎに関しても誰かと結婚して、その子供を後継ぎにさせてもいい訳だし、誰か知らない人を後継ぎにさせてもいいしってことらしいんだけどね。 まぁ、それを放任主義とも言うんだけど。 放任主義は、逆に言えば、意志を尊重してくれていると思うんだよね。 兄さんは親のレールの上を走ってきたって言うけど、別に親父は兄さんに医者になれって言った訳じゃないんだし、それは違うと思うんだけど……」
望は最後の朔望の言葉に目を見開き息を飲み込む。
確かに朔望の言う通りだ。 望は今まで自分は親に敷いてもらったレールの上を走って来たんだと思っていたのだが、朔望の言う通りで特に望は父親に自分の職業について話したことはなかった。 だから朔望の言う通りで自分の意志で今の道を歩んでいるのであろう。
0
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説


いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。


イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる