1,808 / 2,140
ー平和ー82
しおりを挟む
さっきまで暮れかけていた太陽も一日の仕事を終え、今は完全に陽が暮れてしまっている。
周りは住宅地で明かりが:灯り(ともり)街灯もあって見えるのだが、朔望達からのメールでは家の特徴までは書いてなかった。
寧ろ今は部屋の中に居るのだから、今居る家の色や特徴的なことは分からないかもしれない。
和也達は仲良し公園までは来れたものの、未だにそこから動けないで居た。
とその時、和也は車の中で大声を上げるのだ。
「あー! なんだよー! 忘れてたぜー。 何も悩む必要はなかったよな。 ここまでは望にサポートしてもらったけど……ここからは朔望達と連絡を取ればいいだけじゃねぇのか!」
「あ、ああ! 確かにそうやんなぁ! ほんなら、和也、朔望にメールして……」
「あ、ああ! そうだな」
和也は朔望にメールを送る。
『今、俺達は"仲良し公園"まで来てる。 そこまでは来れたんだけどさ。 ここら辺って、住宅地だろ? だから、今、朔望達が居る場所が分かれば、助けに行けるかもしれねぇんだけど……。 何か家の特徴とか……あ! 目の前にある家の特徴とかその家の名字とか分からないかな?』
そう和也が送ると、朔望からメールの返事がある。
『そうだね……目の前にある家は屋根の色が青色で、名前はかろうじて見えるけど……"赤坂"だと思うよ』
とメールの文面にはそう書かれていた。
「確か、仲良し公園の看板が見えるって言っていたから、今は左手に仲良し公園の看板があるということは、ここから右の道に入った住宅の中に"赤坂"って名前があれば、その前の家に裕実達が居るって訳だ」
「それはええねんけど……。 そっから、どうするん? やっぱ、そこはもう警察に連絡した方がええと思うねんけどな」
「逆にこの住宅地に警察なんかが大勢で来たりしたら、犯人達は警戒するんじゃないのか? それに、警察が来て、犯人達に銃でもぶっ放される可能性もある訳だし」
「そないな事言ったら、俺等の方も危険やろ? 相手は銃を持ってる訳やしな」
ここまで和也達は来たのはいいのだが、警察を待つか犯人達の所に向かい危険を犯すかになって来てしまった。
下手をすれば自分達の恋人達の前で命を落とし兼ねない。 どうせなら、みんな無事に帰ることがベストであるのだから。
周りは住宅地で明かりが:灯り(ともり)街灯もあって見えるのだが、朔望達からのメールでは家の特徴までは書いてなかった。
寧ろ今は部屋の中に居るのだから、今居る家の色や特徴的なことは分からないかもしれない。
和也達は仲良し公園までは来れたものの、未だにそこから動けないで居た。
とその時、和也は車の中で大声を上げるのだ。
「あー! なんだよー! 忘れてたぜー。 何も悩む必要はなかったよな。 ここまでは望にサポートしてもらったけど……ここからは朔望達と連絡を取ればいいだけじゃねぇのか!」
「あ、ああ! 確かにそうやんなぁ! ほんなら、和也、朔望にメールして……」
「あ、ああ! そうだな」
和也は朔望にメールを送る。
『今、俺達は"仲良し公園"まで来てる。 そこまでは来れたんだけどさ。 ここら辺って、住宅地だろ? だから、今、朔望達が居る場所が分かれば、助けに行けるかもしれねぇんだけど……。 何か家の特徴とか……あ! 目の前にある家の特徴とかその家の名字とか分からないかな?』
そう和也が送ると、朔望からメールの返事がある。
『そうだね……目の前にある家は屋根の色が青色で、名前はかろうじて見えるけど……"赤坂"だと思うよ』
とメールの文面にはそう書かれていた。
「確か、仲良し公園の看板が見えるって言っていたから、今は左手に仲良し公園の看板があるということは、ここから右の道に入った住宅の中に"赤坂"って名前があれば、その前の家に裕実達が居るって訳だ」
「それはええねんけど……。 そっから、どうするん? やっぱ、そこはもう警察に連絡した方がええと思うねんけどな」
「逆にこの住宅地に警察なんかが大勢で来たりしたら、犯人達は警戒するんじゃないのか? それに、警察が来て、犯人達に銃でもぶっ放される可能性もある訳だし」
「そないな事言ったら、俺等の方も危険やろ? 相手は銃を持ってる訳やしな」
ここまで和也達は来たのはいいのだが、警察を待つか犯人達の所に向かい危険を犯すかになって来てしまった。
下手をすれば自分達の恋人達の前で命を落とし兼ねない。 どうせなら、みんな無事に帰ることがベストであるのだから。
0
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説


いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)

ヤバい薬、飲んじゃいました。
はちのす
BL
変な薬を飲んだら、皆が俺に惚れてしまった?!迫る無数の手を回避しながら元に戻るまで奮闘する話********イケメン(複数)×平凡※性描写は予告なく入ります。
作者の頭がおかしい短編です。IQを2にしてお読み下さい。
※色々すっ飛ばしてイチャイチャさせたかったが為の産物です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる