1,783 / 2,140
ー平和ー57
しおりを挟む
「確かに、そやね……サプライズ的に和也の誕生日を祝うとしたら、俺まで追い出される理由が分からんしな」
「そうだろ? ま、考えても答えは出ねぇ訳だし、今日は仕方ねぇから、望達から連絡が来るまで俺達は外で時間を潰すしかねぇみたいだから、これからどうするかぁ?」
「んー……って言われてもな。 和也と二人でデートってのがなぁ」
雄介は少し不服そうに溜め息を漏らす。
「確かにそうなんだけどさ、時間潰す為にはどうしたらいいか? 何か、どっかに行きたいとかってのはねぇの?」
「せやね。 特にはないんやけどなぁ?」
「じゃあ、無難にカラオケにしとくか……。 雄介、カラオケは平気だろ?」
「せやね……久しぶりやし、カラオケにしとくわぁ」
「じゃあ、カラオケでいいな」
和也達はそうと決めると、カラオケ屋へと向かう。
その頃、裕実達は望の家で話をしていた。
「望さん! まずは材料を買いに行きましょう!」
「ああ、そうだな。 まさか、この俺が雄介の為にチョコを作るなんてこと思ってなかったな。 ま、裕実から『バレンタインのチョコを作りませんか?』って言われるまで、俺は雄介にチョコを上げたことがなかったけどさぁ」
「それ、本当ですか? 望さんって、本当に雄介さんのこと好きなんですよね? それなら、何で雄介さんにチョコを渡さないんですか?」
「え? あ……そりゃ……」
裕実にそこまで突っ込まれて望は返す言葉がなかったのか頭を掻きながら少し考えているようだ。
「本当に望さんは雄介さんのことが好きならば、絶対にバレンタインにチョコを上げるべきですよー。 じゃなきゃ、恋人同士とは言えませんからね」
「あ、ぅん……だけどな……」
「だけど……じゃありませんよ。 本当に望さんが雄介さんのことが好きならば、バレンタインの日には毎年上げるべき日ですよ」
「そうなのかもしれねぇが……なんだろうな。 俺には……その……イベント事に興味がないというのか……」
「じゃあ、これからはやってあげて下さいね。 きっと、雄介さんだって喜びますから。 だって、その為に今日、こういうこと企画したんですからね」
「そうだろ? ま、考えても答えは出ねぇ訳だし、今日は仕方ねぇから、望達から連絡が来るまで俺達は外で時間を潰すしかねぇみたいだから、これからどうするかぁ?」
「んー……って言われてもな。 和也と二人でデートってのがなぁ」
雄介は少し不服そうに溜め息を漏らす。
「確かにそうなんだけどさ、時間潰す為にはどうしたらいいか? 何か、どっかに行きたいとかってのはねぇの?」
「せやね。 特にはないんやけどなぁ?」
「じゃあ、無難にカラオケにしとくか……。 雄介、カラオケは平気だろ?」
「せやね……久しぶりやし、カラオケにしとくわぁ」
「じゃあ、カラオケでいいな」
和也達はそうと決めると、カラオケ屋へと向かう。
その頃、裕実達は望の家で話をしていた。
「望さん! まずは材料を買いに行きましょう!」
「ああ、そうだな。 まさか、この俺が雄介の為にチョコを作るなんてこと思ってなかったな。 ま、裕実から『バレンタインのチョコを作りませんか?』って言われるまで、俺は雄介にチョコを上げたことがなかったけどさぁ」
「それ、本当ですか? 望さんって、本当に雄介さんのこと好きなんですよね? それなら、何で雄介さんにチョコを渡さないんですか?」
「え? あ……そりゃ……」
裕実にそこまで突っ込まれて望は返す言葉がなかったのか頭を掻きながら少し考えているようだ。
「本当に望さんは雄介さんのことが好きならば、絶対にバレンタインにチョコを上げるべきですよー。 じゃなきゃ、恋人同士とは言えませんからね」
「あ、ぅん……だけどな……」
「だけど……じゃありませんよ。 本当に望さんが雄介さんのことが好きならば、バレンタインの日には毎年上げるべき日ですよ」
「そうなのかもしれねぇが……なんだろうな。 俺には……その……イベント事に興味がないというのか……」
「じゃあ、これからはやってあげて下さいね。 きっと、雄介さんだって喜びますから。 だって、その為に今日、こういうこと企画したんですからね」
0
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説


いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。


イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる