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ー平和ー33
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朔望は和也の顔を見てクスリとする。
「言っておくけど、僕は沢山居たよ。 和也よりは経験豊富な方だと思うけどね」
「経験は豊富ってことは、逆に言えば、恋人という恋人はいなかったってことか? それとも愛せる奴がいなかったってことか?」
「和也は本当に色々と聞いてくるんだね。 ま、いいけどさ。 基本、仕事の方が忙しいから、恋人はあまり作らなかったかな? 仕事が忙しいと恋人のことを構って上げることが出来ないからね。 だから、恋人というか特定な人は作らなかったって言った方がいいかな?」
「お前の仕事のことを理解してくれる恋人がいなかったってことか?」
「それは、どうだろ? 僕は基本的に作らなかったって言った方が正解かもね。 いや、寧ろ、僕のタイプがいなかったから、恋人はあまり作らなかったって方が正解なのかもしれないなぁ」
「じゃあ、タイプって……どんな人がタイプなんだ?」
和也からの質問に再び朔望はクスリとすると、
「タイプねぇ、君のパートナーって言ったらどうする?」
「……へ? 俺のパートナーって……? ちょ、ちょ、ちょっと待てよ! 裕実はお前なんかに絶対っ! 渡すつもりはねぇからな!」
和也はそう瞳に睨みをきかせ朔望を見据える。
そんな和也の姿に朔望は笑うと、
「違う! 違う! 僕は本宮さんには興味はないから安心して、『和也のパートナー』っていうのは、兄さんのことなんだけど……」
「……ん? 兄さんって望のことか?」
「そういうこと……」
「って、そういうこと……じゃねぇだろ? お前そっくりな望がタイプって……お前と同じ顔してんだろうが……」
「本当に和也って、面白い人だねぇ。 自分と同じ顔の人とやるって面白そうじゃない?」
「それなら、鏡でも見て、自分でしろよな。 言っておくけど、望には親父さん公認の恋人がいるんだからな」
「うん、知ってるよ。 桜井雄介さんでしょ?」
流石の望も仕事をしながら二人の会話を耳をダンボにして聞いているようだ。 望は書類に目を通しながらも、たまに和也達の方へと視線を向けているのだから。
「言っておくけど、僕は沢山居たよ。 和也よりは経験豊富な方だと思うけどね」
「経験は豊富ってことは、逆に言えば、恋人という恋人はいなかったってことか? それとも愛せる奴がいなかったってことか?」
「和也は本当に色々と聞いてくるんだね。 ま、いいけどさ。 基本、仕事の方が忙しいから、恋人はあまり作らなかったかな? 仕事が忙しいと恋人のことを構って上げることが出来ないからね。 だから、恋人というか特定な人は作らなかったって言った方がいいかな?」
「お前の仕事のことを理解してくれる恋人がいなかったってことか?」
「それは、どうだろ? 僕は基本的に作らなかったって言った方が正解かもね。 いや、寧ろ、僕のタイプがいなかったから、恋人はあまり作らなかったって方が正解なのかもしれないなぁ」
「じゃあ、タイプって……どんな人がタイプなんだ?」
和也からの質問に再び朔望はクスリとすると、
「タイプねぇ、君のパートナーって言ったらどうする?」
「……へ? 俺のパートナーって……? ちょ、ちょ、ちょっと待てよ! 裕実はお前なんかに絶対っ! 渡すつもりはねぇからな!」
和也はそう瞳に睨みをきかせ朔望を見据える。
そんな和也の姿に朔望は笑うと、
「違う! 違う! 僕は本宮さんには興味はないから安心して、『和也のパートナー』っていうのは、兄さんのことなんだけど……」
「……ん? 兄さんって望のことか?」
「そういうこと……」
「って、そういうこと……じゃねぇだろ? お前そっくりな望がタイプって……お前と同じ顔してんだろうが……」
「本当に和也って、面白い人だねぇ。 自分と同じ顔の人とやるって面白そうじゃない?」
「それなら、鏡でも見て、自分でしろよな。 言っておくけど、望には親父さん公認の恋人がいるんだからな」
「うん、知ってるよ。 桜井雄介さんでしょ?」
流石の望も仕事をしながら二人の会話を耳をダンボにして聞いているようだ。 望は書類に目を通しながらも、たまに和也達の方へと視線を向けているのだから。
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