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ー天使ー56
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和也は警戒しながら玄関先へと向かう。
その途中、望と目を合わせたのだが、望はやっぱり携帯を持っていた。
和也は覗き窓から外の様子を伺うと、どうやら和也の位置からは洋服しか見えていないようだ。
そして、その人物が誰だか分からず更に様子を聞く為に耳をドアへと当ててみる。
すると荒い息づかいが聞こえてきた事に、和也の中で益々警戒心が増してきているのか和也の方は逆に息を潜めてしまう。
和也のストーカーなのであろうか。
その時、再びドアを叩く音が響き、その後、声が聞こえて来る。
「和也……居てんねんやろ? もしそこに望が居てんやったら、会わせてくれへんか?」
そう外からはいつも聞き慣れている声が聞こえ、今まで警戒していた和也だったのだが、その声にゆっくりとドアを開けるのだ。
「なんだよ……お前だったのかよ」
「そりゃ、無いやろ?」
「名乗らないお前が悪い。 それに、覗き窓から顔が見える位置にいろよ。 顔見えなくって、警戒したじゃねぇかぁ。 あのな、それに、息づかいも荒くて、一瞬、ストーカーかと思ったぜ。 ま、とりあえず、入れよ……お前にも話があるからさ」
和也は雄介を部屋の中へと通すと、奥の部屋へと向かう。
和也の部屋はかなり狭い。 一部屋しかなく、しかも半分はダブルベッドで取られているのだから、大人四人ではかなり窮屈な空間である。
「つーか、望! 雄介に電話してくるとか言いながら、してなかったんだろ?」
「あ、まぁ……ちょっとな……やっぱり、なかなか電話出来なくてよ」
「だから、俺が今玄関開けるのに躊躇したんじゃねぇか。 ま、いいや……とりあえず、雄介! ここに来たってことは俺達に話すことがあるんだろ?」
「あ、まぁ……和也とかに話すとかやなくて、望を迎えに来たって言った方が正解なのかもしれへんな」
「じゃあ、望のことを迎えに来た。 ってことはちゃんと話の答えを持って来たってことだよな?」
「まぁ、とりあえずはな」
「なら、雄介的にはどうなんだよ。 とりあえず、望と雄介だけでは話すことが出来ないってな訳で、俺が聞いてやる」
その途中、望と目を合わせたのだが、望はやっぱり携帯を持っていた。
和也は覗き窓から外の様子を伺うと、どうやら和也の位置からは洋服しか見えていないようだ。
そして、その人物が誰だか分からず更に様子を聞く為に耳をドアへと当ててみる。
すると荒い息づかいが聞こえてきた事に、和也の中で益々警戒心が増してきているのか和也の方は逆に息を潜めてしまう。
和也のストーカーなのであろうか。
その時、再びドアを叩く音が響き、その後、声が聞こえて来る。
「和也……居てんねんやろ? もしそこに望が居てんやったら、会わせてくれへんか?」
そう外からはいつも聞き慣れている声が聞こえ、今まで警戒していた和也だったのだが、その声にゆっくりとドアを開けるのだ。
「なんだよ……お前だったのかよ」
「そりゃ、無いやろ?」
「名乗らないお前が悪い。 それに、覗き窓から顔が見える位置にいろよ。 顔見えなくって、警戒したじゃねぇかぁ。 あのな、それに、息づかいも荒くて、一瞬、ストーカーかと思ったぜ。 ま、とりあえず、入れよ……お前にも話があるからさ」
和也は雄介を部屋の中へと通すと、奥の部屋へと向かう。
和也の部屋はかなり狭い。 一部屋しかなく、しかも半分はダブルベッドで取られているのだから、大人四人ではかなり窮屈な空間である。
「つーか、望! 雄介に電話してくるとか言いながら、してなかったんだろ?」
「あ、まぁ……ちょっとな……やっぱり、なかなか電話出来なくてよ」
「だから、俺が今玄関開けるのに躊躇したんじゃねぇか。 ま、いいや……とりあえず、雄介! ここに来たってことは俺達に話すことがあるんだろ?」
「あ、まぁ……和也とかに話すとかやなくて、望を迎えに来たって言った方が正解なのかもしれへんな」
「じゃあ、望のことを迎えに来た。 ってことはちゃんと話の答えを持って来たってことだよな?」
「まぁ、とりあえずはな」
「なら、雄介的にはどうなんだよ。 とりあえず、望と雄介だけでは話すことが出来ないってな訳で、俺が聞いてやる」
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