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ー過去ー169

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「それならいいんだけどさ。 もし、そうじゃなかったら……ちょっと心配になったんだよ。 もし、雄介の言う通りだったら、俺の方が病気かなんかじゃねぇのかな? ってな」
「まさか、そんな訳ないやろー? 普通に勃ってる訳やし、イってたんやからなぁ」
「だよな。 なら、平気か」
「まさか、自分が医者やから、直ぐに病気とかって気にするもんなんか?」
「そりゃな……でも、俺がやってる事とは専門外だし、そう言われたら、不安になっただけだから気にすんなよ」
「なら、ええねんけど。 ほんならさ、まだ勃たれへんのやったら、たまにはそういったDVDとか見たりしたらええと違うの?」

 いつに間にか雄介の体の上から降りて天井を見上げていた望だが雄介の方は望の肩へと腕を回しニヤケながら聞いている。

「アーホー! そんな物見なくても勃つに決まってんだろ?」

 望は今から雄介が見ようとしているDVDの映像を想像してしまったのであろう。 急に恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にしながら反対側を向いてしまうのだ。

「ええやんか……たまにはなぁ。 他の人のもん見て勉強にもなる訳やしな。 しかも、ここやと画面いっぱいのテレビで見れんやでー。 こんな機会なんかそんなにある事ないんやしな」

 そう何回も見たいと言っている雄介なのだが望の方は雄介の方へと向き直すと雄介の両頬を包み、

「お前は! 俺だけじゃあ足りねぇのかよ!」

 と少し怒ったように言うのだ。

 その望の言葉に雄介の方は目を丸くし、

「あ! ゴメン……。 まさか、望がそないな風に思っていてくれるとは思わなくって。 せやな、確かに望の言う通りや……俺が悪かった。 そんなDVD見んと自分等で勃たせたら良かったんやな」

 その雄介の言葉に望は納得したのか雄介の頬から両手を離すのだ。

「ならな……」

 雄介は起き上がると、

「ほなら、望の言う通りにしたるな」

 真剣な目で雄介は望の上へと跨がると、

「望は望んでおるのは、こういう事なんやんな?」

 雄介は望の首や胸へと手を這わせ始め舌までも使い望の体を舐め始める。

「ん! ……ぁ!」

 一度イっしまった体というのはイってない時よりかは敏感らしく雄介にちょっと舐められただけで反応してしまっている望。

「やっぱり、望はこういう事を望んでおったっていう訳やんな。 ちょっとずつやけど、もう、望のココ勃ってきてるしな」
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