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ー過去ー155

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   だがその慣らしている最中にも雄介も久しぶり過ぎて忘れてしまっていたのであろうか。 どうやら望が一番気持ちいいポイントに指が触れてしまったらしく望は声を上げ再び背中を逸らしてしまっていた。

「あ、ゴメン、ゴメン。 まさか、いきなり望の一番ええとこに当たるなんて思ってなかったんだわぁ」

 雄介はその場所から指を離すと暫くその場所には指を当てずに中を慣らし続けるのだ。

 そして無意識なんであろうか望は腰を動かし始め雄介の事を誘うのだが、

「ダメやで……まだまだ今日の俺っていうんは楽しんでへんからな。 ほなら、玩具でも使って、もっともっと俺の事誘って……あ! それと、和也がな、モノの先端部分からチューブみたいなのを入れたらイけなくなるって言ってたんやけどな」

 望はその雄介の言葉に首を横に振ると、

「悪いが、それは素人には無理だ。 素人がやると中を傷付ける場合があるからな」
「ほなら、望は出来るって事なんやろ?」

 雄介にそう返されてしまった望。 そして雄介の方はそれがやりたかったのか、

「もう、いつ望の方はイくのか? っていうのが分からないんやで、それを挿れておいた方がいいんやないかなぁ? って思うとったんやけどな」

 望は再び呆れたようなため息を漏らすと、

「分かったから……あっち向いてろ……自分でやるからっ!」

 望はそう雄介に言い付けると雄介が反対側を向いているのにも関わらず更に望の方も反対側を向き雄介に言われた通りに自分のモノの先端部分へとその細い管を入れていくのだ。

「ん……っ……!」

 今まで先端部分に管というのか異物を入れた事がない望は痛みで顔を歪ませる。

 そして何とか痛みに耐えながら挿れおえると望は雄介の方に顔を向け、

「挿れてみたから」

  望は雄介に見えるように足を開き、その様子を雄介に見せるのだ。

「こ、これで……いいのか?」

 まだ痛みで顔を歪ませてしまっている望。 そんな望の様子に雄介が気付かない訳がないだろう。

「大丈夫なんか?」
「大丈夫な訳ねぇだろ……っ……。 何気にコレ痛いんだからな」
「ほなら、今度は痛みが分からないように……気持ち良くしてったらええねんな? 今度はコレ望ん中入れてったらええねんな?」

 そう言いながら雄介は望へと玩具を渡す。

「望ん中に挿れておいた金属製の道具を外すし、暫くはこの玩具でじっくりと自分の中を慣らしてな」
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