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ー過去ー112
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雄介はベッドの上に横になると天井を見上げる。
「雄介……?」
急に望の上からいなくなってしまった雄介。 望は雄介の方へと顔だけを向ける。
「ん? 何?」
「あ、いや……別に……今日はもう何もしないのかなぁ? って思ってよ」
そういう言葉にまだ意識して言っている望は言葉にぎこちなさがあるようだ。 そこはあえて雄介は突っ込まずに、
「んー、せやな……今の俺はキスだけで満足したしなぁ。 まぁ、本番の方は今度の休みの時なぁ、それまで我慢するって自分で決めたしな」
「そっか……。 だけどさ……」
望はそこまで言うと口をごもごもとさせ小さな声で、
「でも……もっと……お前の温もりを感じてたいかなぁ? って思ったんだけど……」
「んー……」
その望からの申し出に雄介の方は渋い表情をすると、望の耳側で、
「ホンマはしたいねんけど、これ以上、お前の触れてまったら我慢出来なさそうな気がしてきてな。 せやから、もう、今日は望に触れるのを控えておっただけなんやって……あー、まぁ、後は望次第ってところなんかな?」
逆にそこまで雄介に言われたら、ハッキリと言える訳もなく、
「な、雄介……お前さぁ、どれくらい抜いてないんだ?」
「そりゃあ、あの時以来やしな」
「だよな。 それならいい加減抜かないとまずいよな?」
望はそう雄介に確かめるように聞くのだ。
「まぁな……」
望はため息を吐くと仕方なさそうに。
「いいよ……お前のだけ抜いてやる」
「あ、いや……別にっ……ええって……お前に抜いてもらわなくても我慢出来るしな」
そう慌てて言う雄介に対して、望は、
「……ってか、お前ってなんか不思議なんだよなぁ? 何で、そういう事は俺にやらせないんだよ?」
「なんやろ? ただ単にやらせたくないだけやって。 望の中に挿れさせてもらえるってだけで十分気持ちええのに、更に舐めて欲しいって事は俺からしてみたら出来へんねんな」
「ホントに珍しい奴だよな……支配力みたいなのはねぇんだからな」
「そないに不思議なもんなんか?」
「ああ……」
「ほな、望がもしタチやったら俺にやらせておるんか?」
「んー……どうなんだろうなぁ? 実際にそんな立場になった事ねぇし。 でも、アレってさ、気持ちいいもんだろ?」
「ん? まぁ……確かにそうやねんけどな」
「それなら、俺にやらせてくれたっていいじゃねぇかよー」
「お前にやらせる位なら、自分で抜いた方がええわぁ」
「そっか……。 なら、自分で抜いて来いよ……待ってるからさ」
「雄介……?」
急に望の上からいなくなってしまった雄介。 望は雄介の方へと顔だけを向ける。
「ん? 何?」
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「んー、せやな……今の俺はキスだけで満足したしなぁ。 まぁ、本番の方は今度の休みの時なぁ、それまで我慢するって自分で決めたしな」
「そっか……。 だけどさ……」
望はそこまで言うと口をごもごもとさせ小さな声で、
「でも……もっと……お前の温もりを感じてたいかなぁ? って思ったんだけど……」
「んー……」
その望からの申し出に雄介の方は渋い表情をすると、望の耳側で、
「ホンマはしたいねんけど、これ以上、お前の触れてまったら我慢出来なさそうな気がしてきてな。 せやから、もう、今日は望に触れるのを控えておっただけなんやって……あー、まぁ、後は望次第ってところなんかな?」
逆にそこまで雄介に言われたら、ハッキリと言える訳もなく、
「な、雄介……お前さぁ、どれくらい抜いてないんだ?」
「そりゃあ、あの時以来やしな」
「だよな。 それならいい加減抜かないとまずいよな?」
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「まぁな……」
望はため息を吐くと仕方なさそうに。
「いいよ……お前のだけ抜いてやる」
「あ、いや……別にっ……ええって……お前に抜いてもらわなくても我慢出来るしな」
そう慌てて言う雄介に対して、望は、
「……ってか、お前ってなんか不思議なんだよなぁ? 何で、そういう事は俺にやらせないんだよ?」
「なんやろ? ただ単にやらせたくないだけやって。 望の中に挿れさせてもらえるってだけで十分気持ちええのに、更に舐めて欲しいって事は俺からしてみたら出来へんねんな」
「ホントに珍しい奴だよな……支配力みたいなのはねぇんだからな」
「そないに不思議なもんなんか?」
「ああ……」
「ほな、望がもしタチやったら俺にやらせておるんか?」
「んー……どうなんだろうなぁ? 実際にそんな立場になった事ねぇし。 でも、アレってさ、気持ちいいもんだろ?」
「ん? まぁ……確かにそうやねんけどな」
「それなら、俺にやらせてくれたっていいじゃねぇかよー」
「お前にやらせる位なら、自分で抜いた方がええわぁ」
「そっか……。 なら、自分で抜いて来いよ……待ってるからさ」
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