1,290 / 2,140
ー過去ー32
しおりを挟む
いや例え和也が望がいる部屋の中に入れる事になっても裕実が今は望とコンビを組んでいるのだから和也と望が二人だけの世界になれる事は殆どなくなってしまったのかもしれない。
望はため息を吐くと、
「何で、こういう時に限って……裕実と和也が交代しちまったんだかなぁ」
そう望はロッカールームで呟く。
望はロッカールームから出ると、もう時間がになっていたのか裕実と一緒に今日から暫く裕実と一緒に仕事を始めるのだ。
仕事を始めると前の時とは違い裕実はドジなんかせず和也同様に望は仕事がしやすいようだ。 なんでもかんでも仕事をこなす裕実の姿に今度望の方が見惚れそうになってしまっているくらいなのだから。
それから仕事を終え裕実と望は部屋へと戻って行く。
部屋へと戻ってきても裕実の方は黙々と仕事を始め望は書類の方に目を通していたのだが、こう何か足りないような気がしているのは気のせいなんであろうか。
いつもなら、うるさいと思う程に今時間というのは和也のうるさいトークが始まるのに今日はそれがない。
それだけで今日の望は自分の部屋で仕事をしている感じがしないようにも思えてしまっているのかもしれない。 本当に和也がいないだけでこんなにも部屋の雰囲気は違うもんなんだろうか。
いつもと同じ部屋なのに和也がいないと思うだけで逆に落ち着かないのは気のせいなのであろうか。 逆に仕事に集中出来ないでいる。
暫くしてドアを開ける音が聞こえると和也が部屋へと入ってくる。
「あれ? 裕実……まだ、掃除終わってなかったのか?」
「和也の所は二人でやってるのですから早く終わってしまうのかもしれませんけど、僕の方は一人でやってるんですよ……早く終わる訳がないじゃないですか」
「ま、正確には実琴に部屋の掃除を任せてきたっていうのがあるんだけどな」
和也はそう言いながらソファへと腰を下ろす。
「それって、ズルなんじゃないんでしょうか?」
「ズルなんかじゃねぇよ……そこは指導だって言ってくれねぇかな?」
「指導って言うんだったら、そこは和也が見てないのだったら指導とは言いませんよー」
「そりゃ、そうか」
一旦、和也はソファに座ったものの裕実のその一言で立ち上がると、
「裕実……手伝うよ……」
和也はそう言うと、掃除用具の中から掃除用具を出して裕実と一緒に掃除を始める。
一方、望は和也が来た事に安心したのか仕事に集中することが出来たようだ。
その証拠に望は微笑みながら仕事をしているのだから。
望はため息を吐くと、
「何で、こういう時に限って……裕実と和也が交代しちまったんだかなぁ」
そう望はロッカールームで呟く。
望はロッカールームから出ると、もう時間がになっていたのか裕実と一緒に今日から暫く裕実と一緒に仕事を始めるのだ。
仕事を始めると前の時とは違い裕実はドジなんかせず和也同様に望は仕事がしやすいようだ。 なんでもかんでも仕事をこなす裕実の姿に今度望の方が見惚れそうになってしまっているくらいなのだから。
それから仕事を終え裕実と望は部屋へと戻って行く。
部屋へと戻ってきても裕実の方は黙々と仕事を始め望は書類の方に目を通していたのだが、こう何か足りないような気がしているのは気のせいなんであろうか。
いつもなら、うるさいと思う程に今時間というのは和也のうるさいトークが始まるのに今日はそれがない。
それだけで今日の望は自分の部屋で仕事をしている感じがしないようにも思えてしまっているのかもしれない。 本当に和也がいないだけでこんなにも部屋の雰囲気は違うもんなんだろうか。
いつもと同じ部屋なのに和也がいないと思うだけで逆に落ち着かないのは気のせいなのであろうか。 逆に仕事に集中出来ないでいる。
暫くしてドアを開ける音が聞こえると和也が部屋へと入ってくる。
「あれ? 裕実……まだ、掃除終わってなかったのか?」
「和也の所は二人でやってるのですから早く終わってしまうのかもしれませんけど、僕の方は一人でやってるんですよ……早く終わる訳がないじゃないですか」
「ま、正確には実琴に部屋の掃除を任せてきたっていうのがあるんだけどな」
和也はそう言いながらソファへと腰を下ろす。
「それって、ズルなんじゃないんでしょうか?」
「ズルなんかじゃねぇよ……そこは指導だって言ってくれねぇかな?」
「指導って言うんだったら、そこは和也が見てないのだったら指導とは言いませんよー」
「そりゃ、そうか」
一旦、和也はソファに座ったものの裕実のその一言で立ち上がると、
「裕実……手伝うよ……」
和也はそう言うと、掃除用具の中から掃除用具を出して裕実と一緒に掃除を始める。
一方、望は和也が来た事に安心したのか仕事に集中することが出来たようだ。
その証拠に望は微笑みながら仕事をしているのだから。
0
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる