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ー海上ー135

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「……へ? ちょ……いきなり! な、なんやねん!」
「うるさい! いいからお前は黙っておけよ」

 望はそう言うと雄介の足と足の間に身を置いて雄介のモノを握るとそれを口へと含み舐め始める。

「ちょ、お、お前……ま、待って! 望はそないな事せんでも……ええねんやって!」
「遠慮すんな。 俺がこういう事自らするなんて事、ないんだからな」

 そう言われてみれば確かにそうだ。

 雄介の方はその望の行動にあまり納得はしていないのだが仕方無しにそこは望に任せる事にする。

 それで望の機嫌が悪くなってしまったら元も子もないからだ。

 望自ら雄介のモノを舐めるって事は今までになかった事だ。 確かに雄介自身も望に望んでやって欲しいとも思った事はない。 だが恋人にそういう事をしてもらっているからなのか雄介の方はもうイきたくなってきているようだ。

「も、望……そ、それ……ほんまやらんでもえええって……っ!」

 望はその雄介の言葉に顔を上げ、

「達きたいんだったら達けよ……俺の口の中にお前の出していいからさ」

 雄介は上半身を起こすと、

「それは絶対に俺が嫌なんやって、せやから、望はそないな事せんでもええんやからな」

 そう言うと雄介は望の肩を押して雄介のモノから離させる。

「……お前なぁ」

 そういきなり雄介のモノから離されてしまった望は目を座らせてまで雄介の事を睨み付ける。

「望がそないな顔したって俺からしてみたら、めっちゃ可愛え顔にしか見えへんねんで……」
「話を誤魔化すんじゃねぇよ! じゃあ、何で俺がお前の飲んじゃいけんぇんだよ!」

 雄介その望からの質問に対して望から視線を離すと、

「あ、まぁ……全くもって意味とかそういうのは無いんやけどな。 ただ単に望にはそういう事して欲しくないっていうんかな?」
「……はぁ!? お前が言ってる意味が分からねぇんだけど。 なら、逆に言えば俺がそういう事してもいいんじゃねぇのか? ってか、お前なんかしゅっちゅう俺の飲んでるじゃねぇか、それに害なんてある訳でもないんだしな」
「あ、まぁ……確かに……ええねんけどな……でも、こう望にそれを飲ませるのは……」

 そう曖昧な答えを繰り返している雄介。 だが次の瞬間、雄介は望の肩を掴んで真剣な瞳を望へと向けると、

「ほんまに望はそないな事せんでもええんやって!」
「それが嫌だって言ったら?」

 しかし今日の望というのはどこまでわがままなんであろうか? というのか今日の望というのはなかなか引いてもくれなさそうだ。

 雄介はそこで諦めたような息を吐き、

「分かったわぁ……もう、ええよ。 今日の望には負けたしな……それに確かに望の言う通り断る理由もないしな。 ま、とりあえず頑張ってくれたらええし」
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