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ー海上ー130

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 その望の頷きが合図かのように雄介は再び望の唇に唇を重ね先程とは違う重ねるだけのキスとは違い望の唇を味わうかのように舌先を使い先ずは上唇を舐め、それを満足するまで味わうと今度は下唇へと舌先を移動させていく。

 それから望の上唇と下唇を舌先で割り開き望の口の中へと舌先を入れるとそれを絡ませ最後に水音を立ててまで吸い上げる。

 そんな雄介の行動に望は更に色っぽい瞳で雄介の方に視線を向けるのだ。

「今の望むっちゃ色っぽいわぁ……ほんま今日の望にはそそられてまってるしな」

 そんな事を言われても今日の望は動じる事はなく甘い吐息までも出し始める。

「ほんま、望の前じゃあ、俺の方が抑え効かなくなってくる……とりあえず、先に言っておくけど、抑え効かへんかったらスマンな……まぁ、優しくするっていうのは努力するようにするけどな」

 雄介の方はそこまで言うと望が着ていたバスローブの紐を解き露わになった望の体を丁寧に撫で始める。

 雄介の方はただただ望の体に軽く触れているだけなのに望の方は既に体をビクつかせてしまっていた。

「はぁ……ん……ぁあ……」

 それと同時に望は今まで抑えていた声を上げる。

「ほんま望の声って相変わらず可愛えのな……今日は望の声をずっと聞いてたい気分やわぁ。 せやから、今日はもっと望の声聞かせてぇな。 まぁ、その為には俺が望の事気持ち良くさせてやったらええ話なんやけどな」

 雄介がそう望に向けて微笑むと望の方はその雄介の言葉に答えるかのように涙目で頭を頷かせると同時に望は雄介の手を取り自分の心臓の上にそっとその雄介の手を乗せる。

「分かるか? 今日の俺は……お前といるだけで鼓動が高鳴っちまってるんだよ」
「ああ……めっちゃ望の鼓動感じておるわぁ。 それに、その鼓動っていうのは生きてるっていう証拠でもあるしな。 俺やって負けんくらい鼓動たかなってるんやで……」

 雄介の方も望と同じように望の手首を掴むと服の上から鼓動を確かめさせる。

「ああ、確かに早いよな? お前の方も生きてるっていう証拠だな。 それに、鼓動はお前の温もりを感じる事が出来るしな」
「今……この鼓動は望の為にあるもんやしな」
「そうなのか?」

 あまりにも雄介の臭いセリフに望の方はクスクスとしていたのだが雄介の方はそんな望に真剣な瞳をすると、
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